「陰謀論者が増えるのを防ぎたい」という思い
セバスチャンが懸命にケイトさんのことを語ったのにはもう一つの理由があった。それは陰謀論者になってしまう人を一人でも減らしたい、という思いだ。
セバスチャンさんは、ケイトさんとの絆は完全に崩壊していると明かし、「本当はここでこんな話はしたくありません……。でも、こういった陰謀論が拡大していく、さらに多くの人が彼女と同じルートに落ちてしまう前に、行動を起こさなければならないと思いました。事前に防ぐことしかできないんです」と想いを吐露した。
そして最後に、「彼女はもう手遅れだと思います。だからこそ、もし他の誰かがあなたのところに来て、陰謀論のような話をしてきたら、すぐにその芽を摘んであげることが重要なんです」とセバスチャンさんは自身の経験の中で見つけた陰謀論者への対策法を話した。
先日の米大統領選においても、SNS上には数え切れないほどの陰謀論が飛び交った。散々言われていることではあるが、どんな話題でもまずはその情報源にあたって自身の目で確認してからシェアをする、ということを基本原則として徹底するようにお願いしたい。