お祝いやちょっと贅沢をしたい時に選ぶ外食と言うと、焼肉を思い浮かべる人も多いだろう。そんな老若男女喜ばれる焼肉をブランド和牛でリーズナブルに楽しめるのが、「にくTATSU 青山本店」だ。
焼肉店激戦区の東京でも、美味しい店で予約が取りやすいとなるとなかなかないのが現実。予約が取りやすい上に雰囲気も良く予算内で接待に使える店、となるとさらに少ないのだが、昨年オープンしたこちらは自信を持ってオススメできる店のひとつ。
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食べ歩き部・部長
東京生まれ東京育ち。10代では外食好きな家族と、20代では目上の方々にあまたの東京レストランガイドをしていただき、30代以降は自分で開拓するのが楽しくなり、あらゆるスタイルの「外食」を楽しんできたグルメ女。プロならではのこだわりが見える瞬間、女王様気分を味わえる接客、味というよりも人に惹かれる瞬間などに魅力を見出し、レストランの楽しみ方を広げている。
瀟洒なショップが立ち並ぶ外苑西通りから路地を入った場所に隠れ家的にあるのも期待感が高まる。青山エリアらしいおしゃれなエントランスを抜けると、木で曲線状に構成された印象的なパーテーションが目に飛び込む。左右のエリアはすべて個室になっていて人数に合わせて使い分け可能。
日本三大和牛の中でも400年もの歴史を持つ近江牛を取り扱っているのが特徴で、飲み放題がついたコースでも7300円〜(コースは要事前予約)となっている。この近江牛、神戸牛や松阪牛に比べ知名度が低いせいか、上質な割にはお値段が控えめというコスパの良いブランド牛なのだ。
同店ではユッケや牛刺し、肉寿司などの生肉メニューもおすすめ。ドリップなど一切なく、ベストな温度で提供されるのもポイントが高い。なかでも、「にくTATSUユッケ」は甘みのある脂の旨さが口一杯に広がり、舌の上で溶けて行くようだ。
さすが近江牛!と言わんばかりの、美しい霜降りのハラミ。脂が強いと胃もたれしてしまいそうだが、上質な脂のおかげで翌朝に響かない点も、FINDERSの読者世代にとっても嬉しいところ。まずはシンプルに塩とわさびで、キメの細かい肉質を堪能して欲しい。そのほか、タレ焼きの肉を溶き卵に絡める焼きすきなど、メニューのバリエーションも豊富だ。
オープンから1年ちょっとで着実にファンを増やして来た同店は、先月銀座店もオープンさせた。夜景が見える個室もあるので、用途やお連れする相手によって店舗を選んでもいいだろう。
接待候補店において、使い勝手が良いというのは重要なポイントになる。どんな人にも喜ばれる同店は、ぜひとも接待店リストにストックしておくべき店だ。
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近江うし 焼肉 にくTATSU 青山本店