文:武者良太
ケーブルの先を撮影して解析する
iPhone、iPad miniで使うLightningケーブル。古いデジカメやパソコン周辺機器で使うminiUSB、最近まで主流だったmicroUSB、そして新しいパソコン・iPad・周辺機器が採用しつつあるUSB Type-C。現代のデジタルガジェット全盛時代を渡り歩くには、複数のケーブルを使い分ける必要がある。
自分の持っているガジェット用のケーブルであれば問題はない。普段から使っているケーブルの種類も覚えているだろうから。
しかし初めて使う機器に適したケーブルを用意するとなるとなかなか大変だ。特にプロジェクターや大型モニターを使ったプレゼンをする際は、馴染みのないケーブルを使うことになり、どうセッティングしていいか戸惑うこともあるはず。
そんなときは、パソコン周辺機器メーカーであるサンワサプライのWEBサービス「ケーブル早わかり君」を利用したい。
スマートフォンのブラウザで「ケーブル早わかり君」にアクセスしたら、目の前にあるケーブルの先端を真正面から撮影。するとAIがケーブルの種別を自動判定し、ケーブルの説明や関連する製品を教えてくれる。
自分で使うこともあるだろうし、家族やパートナーからケーブルの種類を教えてほしいと尋ねられたときも、同サイトのURLを送って判別してもらうといいだろう。
なお一部のケーブルをのぞき、コネクタを横から撮影した時は判別できない。前述したように、ケーブル先端を撮影するようにしよう。
現在判別できるケーブル(コネクタ)の種類は次の9種類だ。
・スマートフォン用ケーブル(USB Type-C、USB microB、Lightningケーブル)
・映像系ケーブル(HDMI、VGA、DisplayPort、Mini DisplayPort)
・USB miniB、USB Type-Aケーブル
一昔前までには他にも様々なケーブルが乱立していた(USBケーブルのコネクタ形状だけでも9種類あった)が、現在のビジネスシーン、コンシューマーシーンではこの9本以外のケーブルを使うことはほとんどなくなってきている。あとはminiHDMI、microHDMIケーブルさえ判別できるようになれば大丈夫だろうか。