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痴漢対策として、犯人を安全ピンで刺す防御策が抑止力になるとSNS上で拡散される一方、傷害罪になるのではといった議論が続いている。
そんな中、ある痴漢撃退法が注目を集めている。
ショートエクステが痴漢対策として効果抜群
髪を奇抜な色にしたら痴漢に会わなくなったというエピソードを聞いたあるTwitterユーザーが提案したのは、着脱可能なショートエクステ。レッドやブルーといったビビッドな色のエクステで、メッシュのようなワンポイントを作ることができるファッションアイテムだ。取り外しが出来るので、就業規則や校則、体質などの理由で髪を染められない人も、電車での移動中に装着できるとした。
6日に投稿されたこのツイートは現在3万1000件を超えるリツイートを記録。「これは確かに効きそう」「黒髪清楚薄化粧の強制をなくしたら痴漢が減るのかな」「若い頃、髪の毛を緑にしたら変な人に声をかけられなかったのに、戻したら寄ってこられた」といった反響が挙がった。
さらに、ショートエクステを実際に痴漢対策として使っているという人からは、「もう笑ってしまうくらい効果抜群でした!」という声が寄せられた。そして、「黒いマスクと組み合わせると、もはや誰も近寄ってこない」と付け加えた。
「強め」の格好の女性には手を出さない卑劣な輩
女性が自らの見た目を「強め」に変えたことで、痴漢やハラスメントの被害を防ぐことができた例はこれまでも多く報告されている。
元TBSアナウンサーの宇垣美里さんは昨年12月、TBSラジオ『アフター6ジャンクション』で高校時代の痴漢被害を告白。すっぴんで黒髪だった宇垣さんはしょっちゅう痴漢に遭っていたという。ところが、メイクをするようになると「途端にちょっと引くんですよ、あの人たち。(私が)強そうだから」と被害が減少したと話し、髪を染めるとさらに効果があったと明らかにした。
また、フリーライターの姫野桂さんは今年1月、自身のTwitterに「金髪にして変わったこと」と投稿。「わざとぶつかってくる系のおじさんの被害に遭わなくなった」「レジ待ちの列で後ろのおじさんから舌打ちされない」「満員電車でおじさんに蹴られない」などのハラスメントを防げたと投稿し、約1万件のリツイートを獲得。多くの共感の声が寄せられた。
確かに、「強め」の格好をすることで自らを守ることが出来るに越したことはないが、そもそも女性側がこのような防御策を取らざる得ない状況が異常だ。見た目でターゲットを選ぶ卑劣な輩が、何よりも問題であることは言うまでもない。