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文:仲田拓也
緊急事態宣言の発出によって外出もままならない不自由な生活が続く。そんな時に、心の癒しになってくれるのがペットの存在だ。外出を制限され、些細なことで不安やイライラが募る毎日でも、ペットの顔を見るとリラックスできるという人も多いかもしれない。
そんな中で、米国疾病対策予防センターが発したペットに関するある警告が波紋を広げている。
猫は屋内に。犬は2メートルの距離を維持
米国疾病対策予防センター(CDC)は4月下旬、飼い主もペットも人間と同じように新型コロナウイルスの予防措置を取るべきだという声明を発表。内容は、ペットにも「ソーシャルディスタンスが必要」というものだ。
CDCによれば、猫の場合、感染を防ぐには基本的に外に出さないこと。一方、犬の場合には、リードを付けて、他の動物や人間から少なくとも6フィート(約2メートル)の距離を保つこと。そして多くの人が集まるドッグランなど公共の場所を避けることが重要だという。
適切な手洗いと、ペットの衛生状態を保てば、家の中でペットと触れ合うことは問題ないものの、家庭内で感染者が発生した場合、万が一のことを考えて、ペットとは安全な距離を保つことが重要としている。