日に日に成長するパントリー
3月30日、パントリーのスペースが拡がった。近所の人が机を貸してくれたようで、食料品の他にトイレットペーパーや生理用ナプキン、本などが揃った。中には150ドルの現金を寄付してくれる人まで現れた。
さらに5日後の4月4日、なんと大きなテントが出現。寄付された現金を使い、テリーさんの父親が購入した。寄付された物資の量も増え、ちょっとしたお店のように。規模が大きくなるにつれて、生鮮食品、乳製品、肉などの寄付はしないようルールを決め、それ以外の食料品、飲み物、おむつ、おしりふき、衛生用品、紙製品、ペットフードに限って受け入れた。「寄付して下さった皆さん、ありがとうございました。皆さんの協力がなければ、このパントリーは成り立っていなかったでしょう」とテリーさん。
誰かの善意が誰かの善意につながっていく。日本ではまだ寄付文化が浸透しているとは言い難いが、身の回りでできる範囲のことをやってみると、思わぬつながりが生まれるかもしれない。