新型コロナウイルス感染拡大を受け、香港のFabCafeでプロトタイプが制作されたマスク
文:神保勇揮
応募は4月9日まで。製品プロトタイプ・アイデアスケッチのどちらでもOK
カフェ店内に3Dプリンタやレーザーカッターなどを備え、DIYの促進を目的に世界中に展開するFabCafeが、「未来を変えるマスクデザインのアイデア」を募集する国際コンテスト「Mask Design Challenge 2020」を開催する。
募集概要は下に詳細を記載するが、募集期間は3月17日(火)から4月9日(木)の23時59分まで、製品プロトタイプ・アイデアスケッチのどちらでもOKで、日本・香港・台湾・タイのイノベーター4名が審査を行う。
結果発表は4月中旬頃を予定しており、審査員賞:賞金10万円(4点)とFabCafe賞(1点)を選出。受賞作品は渋谷にあるFabCafe Tokyoで展示(5月中を予定)される、FabCafeグローバルのメディア内で紹介される。
菅官房長官が毎月繰り返す「今月は○億枚供給できる」発言も虚しく、一向に解消される兆しが見えないマスク不足。シャープのようなメーカーが新たに生産に乗り出したり、3Dプリンタ製マスクが話題を呼んだり、アパレルブランドが自作方法を公開したりと、多くの民間企業が不足の緩和に向けたアクションを起こしている。
各企業のアクションが大きくニュースで報道されている通り、今なおマスクに対する世間の注目度は非常に高い。そんな意味においても、優れたアイデアやデザイン能力を持つ人にはぜひその腕を奮っていただきたい。
このようなアイデアスケッチの応募でもOK
「Mask Design Challenge 2020」
募集期間:2020/03/17(火)~2020/04/09 木)
募集内容:「マスクのアイデア募集」
機能性に優れたものから、思わず装着したくなるようなスタイリッシュなものまで、ジャンル問わずあらゆるタイプのマスクのアイデアを募集します。
応募時点では、プロトタイプはもちろん、スケッチイラストでも構いません。
PM2.5やCOVID-19の深刻化が進むなか、外出時のマスク着用の義務感や、長時間マスクを着用する窮屈さを感じることがあります。そんな課題を解決できるようなマスクを求めます。日々「必需品」となっていくマスクを、あなた自身のアイデアでアップデートしてみてください。
審査基準: 下記の審査基準で受賞作品を選出します。
アイデアのコンセプト:なぜこのアイデアに至ったか、またはアイデアの実現性など。
創造性:サステナブルなものや、新たな素材を活用したマスクなど。斬新でクリエイティブなアイデアを求めます。
機能性:マスクとしての機能を維持しているか、またどのように洗って使い回しができるか、など、デザインだけでない、使いやすさや機能性を求めます。
こんな人におすすめ:プロダクトデザイナー、デザインを勉強する学生、DIY や新しいものを考えることが好きな人
結果発表:4月中旬頃
展示:5月中(展示方法は追って個別相談)
賞:審査員賞(4点・賞金10万円)、FabCafe 賞(1点)
受賞作品は、FabCafe Tokyoで展示され、FabCafeグローバルがもつメディアコンテンツで紹介されます。
審査員:Dr. Kenneth Kwong Si-san/鄺士山博士(香港中文大学元講師)
Pichit Virankabutra(TCDC Director of Creative Space Development Department)
Maibelle Lin / 林怡君(共同創設者/CPO)
大村卓(プロダクトデザイナー)
参加詳細URL:https://awrd.com/award/mask-design-challenge
主催:FabCafe パートナー:AWRD