文:今野直倫
出勤前に飲むコーヒーや紅茶に、砂糖やミルクなどを入れる人もいるだろう。そんな忙しい朝に便利なのが、自動でかき混ぜてくれるマグカップ。
しかし、水に浸して洗えなかったり、電池交換が必要だったり、何かと不便。そんな不満を解消した、画期的なマグカップがSNS上で注目を集めている。
自動でかき混ぜるマグカップ「AUMIX」最大の特徴
現在話題となっているのが、自動でかき混ぜるマグカップ「AUMIX」。このマグカップ、何と電池の力ではなく、注いだ飲み物の熱の力を利用してかき混ぜるのだ。
コップの底に、回転する装置と磁力で動くローターが付いており、飲み物の熱を吸収し運動エネルギーに変換することで、ドリンクをかき混ぜる仕組みになっている。沸かしたての飲み物は100度だが、320mlのお湯が100度から55度に冷める間に6万480ジュールというエネルギー熱量が失われるという。このエネルギーを再利用しているというわけだ。
3分で飲みやすい温度に
「AUMIX」は、ドリンクを飲みやすい温度に調節する機能も備わっている。温度が55度を下回ると、回転に必要なエネルギーが足りなくなるため、自動で回転が止まるのだ。 85度のお湯は、約3分で飲みやすい55度の白湯になるとのこと。
また、飲みやすい飲み口や、丸ごと水洗い加納な一体型のシームレスなデザインなど使いやすさも抜群。徹底的に実用性を追求したマグカップとなっている。
2万6000リツイートの反響
あるTwitterユーザーが先月24日、この「AUMIX」が手元に届いたことを報告したツイートを動画付きで投稿。すると、瞬く間に拡散され2万6000件のリツイートを記録した。「ココアが底にたまらなくていいかも!」「電気使わないで動く発想がスゴい」「科学実験を思い出す……」などの声が寄せられた。
現在、この「AUMIX」は、クラウドファンディングプラットホーム『CAMPFIRE』で資金調達を行なっている。興味のある方は覗いてみてはどうだろうか。