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文:岩見旦
12月も後半に差し掛かり、街はイルミネーションで彩られ、クリスマスムード一色。子どもの頃、靴下を枕元に下げてサンタクロースからのプレゼントを待っていた人も多いのではないだろうか。
そんな中、ある小児病院が行っているこのサンタクロースの靴下を使った、クリスマスの伝統行事が注目を集めている。
靴下はボランティアの寄付
米国テキサス州サンアントニオにあるメソジスト小児病院では、50年以上にわたりクリスマスに、新生児をサンタの帽子を被せ、そしてクリスマスの靴下に入れて、家族の元に届ける活動を行っている。
このクリスマスの靴下とサンタクロースの帽子は、ボランティア団体「ブルーバーズ・オブ・メソジスト・ホスピタル」によって寄付されたもの。この団体は、この病院のスタッフと患者に対し、1年間通じてサポートを行っている。
『Bored Panda』によると、親たちはこの伝統にみんな大喜びしており、この靴下と帽子をずっと大切にし続けているという。そして、毎年クリスマスには子供のために、この靴下をプレゼントで満たすとのこと。
新生児をクリスマスの靴下に入れるサービスは、テキサス州の他の病院にも広まっており、マウント・オーバーン病院では12年間にわたり同様の取り組みを行っている。
国内には、新生児に鬼のコスプレを施す病院も
日本国内でもこの取り組みは大きな話題になっており、あるTwitterユーザーが紹介すると、6万8000件ものリツイートを記録。「これは可愛すぎる」「予定日が近いから、日本でもやってほしい」「赤ちゃんは神様からの贈り物ですね」などの大きな反響を呼んだ。
大阪府堺市の産婦人科病院である赤井マタニティクリニックでは、節分の日に新生児にもじゃもじゃの髪に角2本、トラ柄のパンツという、鬼のコスプレを施すユニークな企画を行い、Facebookの投稿は1万件の「いいね」を集め、好評を得た。
日本国内でも新生児にキュートな格好をさせるサービスは評判になりそうだ。今後、同様の取り組みを行う病院が、日本国内でも今後増えるかもしれない。