文:武者良太
時計、アクセサリーから絵画、不動産まで
家計簿はつけられても、現在所有している資産の管理をするのは面倒なところがある。1つ1つの所有物に対して価格の変動を調べるのも億劫だ。
だからこそ、売却時の相場感を教えてくれる「Miney」のようなアプリに注目したい。所有物を登録しておくと、BtoBオークションの媒介ビックデータを参照しているAIが、自動的に資産価値を無料で可視化してくれる。
各アイテムの先週比、先月比の増減率も表示する機能があり、売りどきを逃さないというメリットもある。
使い方は資産価値をチェックしたいアイテムのカテゴリ、タイプル、ブランドを選択。所有品の写真をスマホで撮影し、AIが判定した商品名、ユーザーが入力する商品状態、購入時期、購入場所といったデータを登録するだけで、平均3秒で査定されるという。
もしも売却したいときは、登録したアイテムの詳細ページにある「売却する」ボタンをタップすればよい。アプリと提携している買取業者による店頭・宅配買取が利用できる。急遽現金が必要になったときにも焦らなくていい。
査定価格は業者オークションや、業者による買取額をベンチマークとしているようだ。少しでも高く売却したい人はネットオークションを利用したほうがいいかもしれないが、1品1品の出品手配、落札者・購入者とのコミュニケーションコストを考えると、業者を利用したほうがいいかもしれない。
従来は時計、バッグ、アクセサリー小物、ブランドジュエリーのみ対応していたが、10月より骨董品、美術品、絵画、不動産にも対応。さらに今後は自家用車の価値も可視化する機能も付加される予定だ。