文:武者良太
専用封筒で領収書を送るだけのカンタン作業
ライター、デザイナー、イラストレーター、カメラマンに同人漫画家など、様々なクリエイターにとって実績をアピールできるポートフォリオは欠かせない。特にインターネットを用いたコミュニケーションが主流となった現代においては、ブラウザやアプリ経由で閲覧できるオンラインポートフォリオが重要。今までの経歴、作品をクライアントに会話で伝えるよりも、自由な時間にザッピングしながらポートフォリオを見てもらったほうがいい。
Adobe Portfolio、MATCHBOX、Portfolioboxなどオンラインポートフォリオを作れるサービスは複数存在する。またテキストによるアピールを強調したいのであれば、noteなどのサービスを使うのもいいだろう。
そしてポートフォリオのみならず、クリエイターとしての活動を支えてほしいというなら、「foriio」もチェックするべきだ。
「foriio」は基本無料で使えるオンラインポートフォリオサービス。100作品まで投稿が可能で、アクセス解析も行える。月額980円のPROアカウントになれば、作品投稿数が無制限となり、カスタムドメインの使用、PDFのダウンロード機能も利用できる。
さらにドージン・ドット・タックスとの提携により、クリエイター向けの確定申告代行サービス「foriio.tax」もスタートした。毎月末、業務にまつわる領収書を専用の封筒で送るだけで、帳簿の作成から税務署への提出まで税理士が行ってくれる。わからないこと、不安なことはSkypeやLINEで相談できるし、売上明細などはGoogleスプレッドシートへの記入でも対応できるとのこと。プランによってはクリエイター向けの健康保険、文美保険への加入手続きもアシストしてくれる。
料金プランは年間15万3400円から。青色申告書の65万円控除に対応しており、税金対策ともなる。