文:岩見旦
母娘の家族旅行で、トラブル発生
ネバダ州リノ在住の教師のサバンナ・ブルームさんは春休みを利用し、生後19カ月の娘ブリタンちゃんと一緒にテキサスへの旅行を楽しんだ。家族水入らずの時間を過ごした母娘は6日、サウスウェスト航空の飛行機でテキサス州オースティンを出発し、リノの空港へ帰る予定だった。
しかし、突如ラスベガスで乗り継ぎをしなければならなくなった。しかも、いつもはお昼寝をしているブリタンちゃんが、フライトの間ずっと寝られずにいた。
疲れた母親を救った客室乗務員の神対応
2本目の飛行機に乗り込み離陸を待っていた時、ついにぐずりだしてしまったブリタンちゃん。しかしブルームさんも長旅で疲れ果てており、途方にくれていた。
すると客室乗務員のジェシカさんは、「こちらに来て、赤ちゃん。お母さん、私が連れて行きます。どうぞ座っていて下さい」とブルームさんに声をかけ、ブリタンちゃんに手を差し伸べた。
ブリタンちゃんを抱っこしながら、離陸の準備をするジェシカさん。頭の上の荷物置きの扉を閉めたり、電話を機内モードにするように呼びかけたりしながら、ブリタンちゃんをあやしていた。
すると、先程までぐずっていたのが嘘のように機嫌を直したブリタンちゃん。そして、他の乗客に投げキッスまで始めたのだ。
実はジェシカさんは最初のフライトでもブルームさんたちと一緒の飛行機に乗っており、「乗り換え便でも搭乗する予定です」と話しかけていたのだ。
SNS上で話題になり、航空会社がコメント
この一部始終を撮影していたブルームさんが自身のFacebookに動画を投稿すると、SNS上の話題を独占。「なんて素晴らしい対応なんだ」「投げキッスしている姿がとっても可愛らしい」などの意見が寄せられた。
サウスウェスト航空は「従業員たちは、伝統的な私たちの航空会社のおもてなしに誇りを持っています。客室乗務員がとても若いお客さまに真心をもっておもてなしをしたことは驚くに当たりません」とコメントしている。