文:武者良太
ヒーリングミュージック機能もつく
日々忙しいビジネスマンであっても、睡眠をないがしろにするのはよくない。身体も、脳も休ませられる睡眠があってこそ、記憶力は向上するし、体調を維持できるし、ストレスを感じにくくなる。すなわち、効率よく仕事を着実にこなすことができるからだ。あくびをすることが多い人ならばなおさら、自分の睡眠を見直したほうがいい。
睡眠時間が長い、というだけではダメだ。通常の睡眠時は浅い眠りのレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠を数回繰り返すのだが、このノンレム睡眠に達しないと筋肉は休まっても脳の疲れがとれない。
ノンレム睡眠を実現するためには、入眠しやすい環境を作るといいようだ。食事は寝る2~3時間前までにすませ、風呂は40度くらいのやや温めの温度にすることで、寝るときには自然と体温が下がっていき寝付きやすくなる。また自分の身体に合った枕や、マットレスを使うのもいい。
実際にノンレム睡眠ができているかどうかを確認するには、「Somnus」のような無料スマホアプリを使うといいだろう。このアプリをインストールしたスマートフォンを枕元に置くと、寝ているときの身体の動きをセンサーが読み取ってノンレム睡眠/レム睡眠の時間を計測してくれる。
アラーム機能も優れている。指定した時間そのもので鳴らすのではなく、身体が起きやすい状態であることを察知して、音量を少しずつ上げながら鳴らす機能となっている。入眠しやすくなるように、ヒーリングミュージックの再生機能がついているのも「Somnus」の特徴だ。
睡眠習慣を分析してくれる機能も備わる。最初に指定した睡眠の目標時間を下回っていると睡眠負債の値が積み重なっていく。もっとしっかりと眠れるようにと、ユーザー自身の意識改革を促してくれる。
見た夢を記録できる、夢日記のような面白い機能もある。飽きずに使い続けられるように、さまざまな工夫がされているアプリだ。