EVENT | 2019/02/22

食のセレクトショップ「ディーンアンドデルーカ」が手がける穴場・一軒家レストラン【連載】ハズさない!接待メシ(2)

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「DEAN & DELUCA」と言えば、行ったことはなくても聞いたことのある読者がほとんど...

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「DEAN & DELUCA」と言えば、行ったことはなくても聞いたことのある読者がほとんどではないだろうか。

女性に人気なロゴ入りのトートバッグを街で見かけたり、都市部では駅ビルなどに入っていたりする洗練された店舗が目に留まるはず。

だが、“食のセレクトショップ”という概念をニューヨークから日本に持ち込んだ革新的なこのショップが、レストランを展開しているのを知っている人はあまり多くないと思う。今回ご紹介するのは、まだ穴場と言えるレストラン「THE ARTISAN TABLE DEAN & DELUCA」だ。

トップ画像デザイン:大嶋二郎

チェリー先生

食べ歩き部・部長

東京生まれ東京育ち。10代では外食好きな家族と、20代では目上の方々にあまたの東京レストランガイドをしていただき、30代以降は自分で開拓するのが楽しくなり、あらゆるスタイルの「外食」を楽しんできたグルメ女。プロならではのこだわりが見える瞬間、女王様気分を味わえる接客、味というよりも人に惹かれる瞬間などに魅力を見出し、レストランの楽しみ方を広げている。

東京メトロ溜池山王駅を降りてすぐ、ビル沿いに伸びる緑道の先にその店舗はある。水路が巡り、季節を問わず憩いの場となっている道を進むと、2階建ての一軒屋が現れる。

緑に囲まれ、都心にいることを忘れてしまうようなロケーションだ。1階と2階とフロアが分かれているが、ここはぜひ、シェフカウンターのある2階で楽しんでもらいたい。

2月からコースががらりと変わり、メインディッシュによって6,000円、8,000円、10,000円のシェアリングコース3本からセレクトできるようになった。

料理に合わせたワインペアリングも2種類設定されており、3杯で3,000円、4杯で5,000円と、なかなかリーズナブル。フォーク、ナイフのほかに、あらかじめお箸も用意されており、各料理がお箸でも食べやすいようにカットされているので、さまざまな年代の人に気兼ねなく楽しんでもらえるだろう。メニューには英語表記があるので、外国からのゲストとの会食にもぴったりだ。

目の前のオープンキッチンでシェフが仕上げをしてくれるので、魚の火入れや、スープの温度が絶妙なタイミングで供されるのも嬉しいところ。

以下の料理写真は料理は10,000円コースにあたる一例となっている

「食の作り手(ARTISAN)と料理の作り手(ARTISAN)との繋がりから、食べる人が繋がる」というDEAN & DELUCAらしいコンセプトが料理にも明快に表れている。産地や季節感を大切にした食材の扱いはもちろん、和風出汁を使用したり、中華風におこげや小龍包が登場したりと、構成も飽きさせることがない。

お皿はすべてシンプルなモノトーン。インテリアも落ち着いたブルックリンスタイルで、華美になりすぎず、男性同士の会食だとしてもスタイリッシュに楽しめるところも高ポイントと言えよう。

接待向きだと思うポイントはほかにもある。店員の接客がつかず離れずな点も好感が持てるし、座席のレイアウトも都心のわりにはゆったりと配置されているので、会話に集中できる。個室使用料(ランチタイムだと5,000円〜、料理金額によっては無料)はかかるが、8名〜10名のキャパがある個室の用意があるのも使い勝手がいい。

ロケーション、接客、インテリア、そして料理。レストランを選ぶポイントは多岐に渡るが、ブランディングがしっかりとされたDEAN & DELUCAのレストランだからこそ、さまざまな意味で使い勝手がよく、豊かな時間を過ごせるのではないだろうか。

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THE ARTISAN TABLE DEAN & DELUCA