文:武者良太
アプリ版はレシート読み込み機能あり
アプリストアを見ると、様々な家計簿アプリが揃っているのがわかる。その多くは多機能型。パソコンのOfficeSuiteソフトと連携する機能なども用意されている。
それらのアプリは家計全体の管理に適している。しかし自分の小遣いを管理するといった、ミニマムな使い方をするには多機能すぎて使いにくいところがある。
LINEが11月12日にリリースした「LINE家計簿」を使ってみると、そういったライトユーザーをターゲットとしているようだ。LINEアプリから使える「LINE家計簿」は機能を厳選し、基本的に収入・支出の管理のみが行えるようになっている。
さすがに単機能すぎるか、と思いきや、LINEは同時にアプリ版の「LINE家計簿」もリリースしていた。こちらは登録した銀行などの金融サービスやクレジットカード、電子マネー、ポイントサービス、ECサービスなどと連携する機能が入っている。またレシートをアウトカメラで撮影することで品目や金額を自動入力する機能もつく。
毎月の収入額から、毎日使える金額の提示や、月末に貯金できる金額の自動計算を行ってくれる。過去の支出をグラフ化した1週間・1カ月単位での定期レポートもチェックできる。現在の節約状況を視覚的に確認できるため、無駄遣いを抑制する効果は高そうだ。また目的別に必要な目標金額を登録することも可能だ。
今後はLINE上の友だちと貯金や収支・資産が共有できる、グループ機能の搭載も予定しているとのこと。サークルやサロンなど、多人数が参加する団体の支出管理にも適したアプリとなりそうだ。