文：三浦一紀
レコード再生時の「プチプチ」が気になる方に
アメリカのクラウドファンディングサイト、Indegogoにて超音波でレコードを洗浄するクリーナー「Degritter」の資金調達が行われている。
Degritterは、レコードの溝に入り込んだホコリを除去することができるレコードクリーナー。使い方は簡単で、ポップアップトースターのような本体にレコードを差し込んで、ボタンを押すだけ。洗浄時間はダイヤルで3段階の切り替えが可能だ。
洗浄の仕組みは、不純物のない蒸留水を循環させて行う方式。フィルターが入っており、除去した汚れが再度レコード盤に付着することを防いでいる。
蒸留水は本体内にある容量1.2リットルのタンクに注入。25枚分のレコード洗浄が行える。
オプションで、界面活性剤が入った専用洗浄液が用意されている。タンク内に添加することで、乾燥時間の短縮や帯電防止の効果が得られる。
一般的な12インチのLP盤のほか、7インチ盤や10インチ盤にも対応。その際には専用のアタッチメントを使用する。
すでに目標額の5万4000ドル（約592万円）は達成。5月11日時点で6万896ドル（約666万円）の資金調達に成功している。
Digritterと専用洗浄液100mlのセットは2500ドル（約27万3500円）、レコードアダプターは120ドル（約1万3000円）から提供されている。