文:武者良太
CDや本をメルカリなどで売る際の撮影用に
被写体が平面の場合、なるべく真正面から水平・垂直をしっかりと取って撮影したいもの。しかしテーブルに置いた名刺などを真上から撮ろうとすると照明の光を遮って影ができてしまいがちだし、廊下の壁に貼られた時刻表は真正面からだと全体が入らなかったりするし、高い場所にある看板は正対するのがそもそも困難だ。
しかたなく斜めから撮影すると、記載されている情報が読みづらいというデメリットがある。
そのような時は撮影用のカメラアプリとして「FrontShot」を使ってみよう。このアプリは平面の被写体にレンズを向けると、たとえ斜めからの位置で撮影したとしても被写体の正面からスマートフォンを構えているかのように補正してくれる。画面内にはリアルタイムで補正された映像が表示されるので、どのような画像が撮影できるかを事前に確認可能だ。
なお撮影・編集・保存を行うには、240円の製品版にアップデートする必要がある(撮影不可のお試し版は無料)。
補正は水平面・垂直面・傾斜面に対応。自動補正でも精度は高いが、細かくセッティングを行いたいなら手動モードで設定しよう。
応用的な機能として備わっているのが、鉛直機能だ。垂直面・傾斜面の被写体を撮影する際、スマートフォンを垂直・水平に構えて撮影しているように角度を微調整してくれる。
ポスターなどに記載されている文字を抽出したいときは、ドキュメントモードがおすすめ。背景を除去して、文字だけを見やすい状態にして撮影できる。
書類やポスター、看板のグラフィックや文字をコレクションするのに最適。またCDやDVD、書籍をメルカリなどに出品する際の説明画像撮影用としても便利だ。