EVENT | 2019/02/12

ペットボトルなど海のゴミを自動で集める魔法のバケツ「SEABIN」!サーファーが海を守るために開発

文:岩見旦

環境保全を理由に、プラスチック製ストローの廃止を発表する外食チェーンが相次いでいる。スターバックスは2...

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文:岩見旦

環境保全を理由に、プラスチック製ストローの廃止を発表する外食チェーンが相次いでいる。スターバックスは2020年までに切り替え、マクドナルドはイギリスとアイルランドで昨年9月に紙のストローを導入した。今、プラスチックゴミによる海洋汚染への懸念が世界的に高まっている。

画期的な環境汚染への解決策!

そんな中、海を漂流しているゴミを自動で集める魔法のバケツ「SEABIN」が注目を集めている。

この「SEABIN」を海の中に沈めると、ペットボトルやビニール袋、油などの浮遊ゴミを海水ごと飲み込む。そして、底のパイプからろ過フィルターを通って、海水だけ海に戻されるという仕組みになっている。熱帯魚の水槽のフィルターと同じだ。

24時間稼働させることができ、集めたゴミは袋を取り出すだけで簡単に回収できる。1つあたり年間0.5トンのゴミを集めることが可能。また、小魚を吸い込むほどの吸引力はなく、4年のテスト期間、「SEABIN」が魚を捕まえたことはなかったとのこと。

オーストラリア人サーファー2人が発明!

この「SEABIN」を開発したのは、オーストラリア人のサーファー、ピート・セグリンスキさんとアンドリュー・タートンさん。小さい頃から海で遊んでいたものの、漂流ゴミにうんざりしていたという。

海が汚れるのは許せないという想いから、仕事を辞めてこの問題に取り組み、10年かけて試作品を完成させた。そして2016年、indiegogoでクラウドファンディングを開始。26万7,000ドル(約3,000万円)を集め、商品化にこぎつけた。2017年11月から販売を開始し、現在23カ国・50の海で350個以上の「SEABIN」が水中に設置されている。今年5月に北米市場に進出し、爆発的な普及が期待されている。

200万再生を記録し、SNSで話題に!

動画を紹介するTwitterアカウントが2月10日、この「SEABIN」の紹介動画を掲載。すると3万7,000リツイートを獲得し、約200万再生を記録した。環境汚染への画期的な解決策が、SNSで大きな話題になっている。

この投稿に対し、「世界中に配置すべき」「行動する人はかっこいい」「琵琶湖にも置いてほしい」など、「SEABIN」への期待の声が多数寄せられた。

海洋汚染は深刻化しており、「SEABIN」だけですべてが解決出来るわけではない。このことをきっかけに、私たち自身が不用意にゴミを捨てないという心がけが何より必要だ。