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仮想空間で取材!本社機能をVR空間に移転したロゼッタが提唱する「働き方のネクストステージ」
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  • 2021.03.17
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仮想空間で取材!本社機能をVR空間に移転したロゼッタが提唱する「働き方のネクストステージ」

言葉の壁を乗り越え、日本人のポテンシャルを最大限発揮

―― 話している言葉がリアルタイムで、文字で表示されるのがスゴいですね。かなり正確に言葉が取れています。

村井:今は3人で話していますが、例えばこれが10人入って同時でしゃべるとしますよね。リアルの世界だと当然聞き取れないんですよ。ただVR空間だと音声と視覚、その情報が合わさって大まかにどういう会話がなされているのか認識できて、みんなが聖徳太子になれるんです。さらに今後は、AIが話している内容を瞬時に要約して、次にこういう展開どうでしょうか?とファシリテートしてくれる、超密度な会議が出来るようになるかもしれません。

話した言葉がリアルタイムでアバターの上部に文字で表示。

―― この技術に御社開発の自動翻訳が組み合わさるというわけですね。

村井:そうですね。今は日本人同士ですから、日本語で話した言葉が日本語で表示されていますが、例えばアメリカ人と会話していたとしたら、私の話した言葉は相手に英語で見え、相手が英語で話した言葉は私に日本語で見える。そういった技術を今後実装しようとしています。

編集注:取材後、ロゼッタグループはVR空間で外国語が話せなくても自由に会話できる「言語フリー・スペース」の実験に成功したと発表。3月1日付で全社全社員に対して英語を話すことを全面禁止する「英語禁止令」を発令したとして話題を集めた。

―― これが実装されたら、地球の裏側にいる人と一緒にプロジェクトを立ち上げて、成果を上げる。そんな未来が現実に。

村井:まさしく言葉の問題はそこでなくなります。語学力なしで全世界と仕事ができるわけです。

日本人って英語でミーティングに臨む時にスゴく構えますし、ストレスも大きいじゃないですか。言葉の壁がなくなることは、臆することなく世界中の人と話ができ、アウトプットの総量・クオリティのアップにつながります。日本人のポテンシャルを最大限に発揮できるようになる道筋が描けるんです。

―― この技術が当たり前の世界になったら、近い将来、ビジネスのカタチも大きく変わりそうですね。

村井:このような技術を組み込むことで、対話の内容が集約されて、見える化され、蓄積される。拾い出して、次の展開を整理して、移行していくことができる。このようなことが出来る空間があるってことは、今ここでは想像ができないほど計り知れない可能性があると感じています。

―― ここ最近、大手企業が東京の本社ビルを売り払ったり、本社機能を地方に移転する報道が出ていますね。脱東京・脱リアルオフィスの流れはアフターコロナに戻るとは到底思えません。御社はVR空間がビジネスにおいてどのような位置づけになると考えているのでしょうか?

村井:我々としては、現実的には貸し会議室の代わりになるのではと思っています。このVR空間を海外の方との商談で使用するイメージです。それが会議室として評価され、今までと違ったカタチに発展させていく中で、文字通りの本社機能が見えてくるのかもしれませんね。

―― まだVRをビジネスに活かそうとしている企業は、御社を含めてかなり限られています。他社から導入したいという問い合わせは来ているのでしょうか?

村井:VRオフィスに関して言えば、具体的な社名は差し障りがあるので控えますが、不動産業界の誰もが知っている企業から直接お話があったりします。内心はうかがい知れませんけど。

取材班がVR海外旅行で、シンガポールのマリナベイサンズからの景色を堪能。

―― 御社はVRをエンターテイメントの方面でも注力していますね。昨年11月からVR海外旅行「Travel DX」をスタートしました。

村井:海外のホストが360度カメラを使い、リアルタイムで観光地を案内するツアーを企画しており、今無料モニターにさまざまなフィードバックをいただいているところです。リアル旅行では行けないところにも、VR旅行なら入っていけるわけじゃないですか。また、AI翻訳が実装されたら、ホストとの他愛もない会話も気軽に出来るようになるかもしれません。

――自動翻訳サービスのロゼッタがなぜVRに進出?と最初は感じたのですが、このように話を聞くと、距離の壁と国境の壁、そして言語の壁を超えることは御社にしか出来なかったのではと感じさせられました。

村井:これこそがベンチャーの使命なんじゃないでしょうか。大企業では出来ないですから、技術を持っていても。


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