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仮想空間で取材!本社機能をVR空間に移転したロゼッタが提唱する「働き方のネクストステージ」
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  • 2021.03.17
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仮想空間で取材!本社機能をVR空間に移転したロゼッタが提唱する「働き方のネクストステージ」

リモートワークで消えたワイワイガヤガヤのコミュニケーション

―― そもそも御社はなぜ、本社機能をVR空間に移転しようとしているのでしょうか?

村井:現実的な話としてコロナがあります。昨年春の緊急事態宣言の時、この西新宿のオフィスはキャパが約100人あるのですが、そこに10人程度しか来ていなくて。その後も在宅中心の勤務体制になったにも関わらず、年間1億も家賃を払っていることに疑問を感じるようになったんです。その時、この本社をどうしようと言いますか、また違った形で本社を考える必要に迫られました。

ロゼッタ西新宿オフィスの様子。訪問時、広々としてオフィスに数名しかいなかった。

最初は沖縄のビーチに移転しようという案もあったのですが、現実的に社員の受け皿や不動産などさまざまな手配が必要になって、逆に面倒だということになりました。

VRというのも何もないところから突然沸いたアイデアではなく、VRというものを使って我々が新しいコロナならではの事業に打って出ていこうという戦略は元々ありました。それならいっそのことVR空間を働く場にしたらどうかとなり、本社機能移転という結論に至りました。

ちなみに、この西新宿は今年末が期限で、本当に解約します。他に唯一ある九段下のオフィスに移るのですが、当然全員中に入れる広さではありません。

―― 前例もあまりなく、働き方の変化があまりにも大きいと感じるのですが、社内に抵抗感はなかったのでしょうか?

村井:元から当社の働き方は、通常の会社と違うというところはありまして、例えば業務上のルールとして以前から対面の会議はほとんど行ってきませんでした。Microsoft Teamsで何十、何百ものテーマのチャンネルがあって、そこでコミュニケーションと意思決定をしつつ、記録を残して責任の所在をはっきりさせる。このような業務スタイルは、コロナ以前からずっとやってきました。リアルのオフィスで行う以外の働き方をやっていた素地はあったので、変化にも対応しやすかったのかなと思っています。

―― 今の話だと、Microsoft Teamsを活用すれば、わざわざVRに移転しなくてもいいのではという印象があります。それでもVR移転を決断したのは、何か必然性があったのでしょうか?

リアルからリモートに移行しても、それでも仕事は回ります。じゃあ何がなくなったんだというと、ワイワイガヤガヤのコミュニケーションです。リアルに出勤していれば隣の席の人に「あれ、どこにあったっけ?」とか教えてもらうような、そういったのりしろの部分がなくなりました。その結果、仕事全体の進捗が阻害される危機感が生じました。VRを実際にやってみて、そんなリモートのデメリットがかなり解消されると、実際にやってみて分かりました。

初めてのVRにキョロキョロが止まらない編集長の米田。

Microsoft Teamsといったオンライン会議は現実世界の関係性をそのまま画面に固定します。10人参加しても実際に喋るのは数人。あとは平面上でずっと眺めているだけみたいになってきます。2、3人だと話が弾むんですが、それ以上増えるとワイガヤとは程遠いコミュニケーション形態が始まるんです。VR空間に入ると、リアルがバーチャルに移動しただけで、多人数・同時コミュニケーションができるようになるんですよね。

幸いなことにVRはアバターなので、自分の喋っている姿を見なければならないという、オンライン会議特有の気持ち悪さがありません。余談ですが、私はIRをやっていて、決算発表後の1カ月間はずっと投資家の方たちとオンライン会議で話をしているのですが、喋っている自分の姿を1日6、7時間見ていたので、本当に頭がおかしくなりそうでした(笑)。

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