文:武者良太
開発にはゲーマーも協力
新型コロナ禍において、飛躍的な伸びを見せた市場の1つがゲーム業界だ。密となることを避けて自宅にいることを推奨されてきたからこそ、おこもり中でも楽しめるコンテンツとしてゲームに注目が集まり、例えば任天堂は2020年第1四半期の決算で、売上高3581億円(前年同期比108.1%増)、営業利益1447億円(427.7%増)、経常利益1503億円(576.2%増)と発表した。
家具メーカーであるイケアがASUSとタッグを組んでゲーミング家具を出すなど、今まで思いもよらなかった企業がゲーム業界へのアプローチをはじめている昨今だが、ゲーム企業の新たなチャレンジも注目に値する。
アメリカ・サンフランシスコのゲーミング機器メーカー・Razerは、ゲーム中に集中力と反応時間を維持するための成分で開発されたチューインガム「RESPAWN by 5」を発売すると発表した。
このガムはアメリカの菓子メーカーMars Wrigleyとの共同開発で生まれたもの。ビタミンB群や緑茶エキスを配合し、クールミント、トロピカルパンチ、ザクロ&スイカの3つの味をリリース。ザクロ&スイカ味というのはちょっと想像がつかないが、Razerが発売しているエナジードリンクRESPAWNの人気フレーバーと同じ味だという。
開発にあたり、ゲーマーに参加してもらったフォーカスグループ形式の味覚テストを実施。その結果、無糖でありながら風味が長持ちするガムに仕上がったという。
日本でも販売されるかどうかは不明だが、ぜひとも試してみたいところだ。15スティック入りで価格は2.99ドル、約313円。10パック入りで27.99ドル、約2933円となっている。