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BUSINESS | 2024/03/15

データサイエンスとAIの先端研究を牽引し、Society5.0時代における「社会との共創」の旗手を担う研究センター

滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター

FINDERS編集部

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経済産業省では、長期的・持続的な日本経済の発展のため、大学や、高専等の機関を中心とした研究拠点より、企業ネットワークのハブとして活躍している産学連携拠点を評価・選抜 (国際展開型と地域貢献型の2類型) する 「J-Innovation HUB 地域オープンイノベーション拠点選抜事業」 を令和2年度より行っている。

令和5年度についても、令和5年6月27日から7月31日までの公募期間中、19件の申請があり、第5回目として新たに国際展開型3拠点、地域貢献型7拠点が選抜された。

本連載では、新たに選抜された拠点とその研究内容等を紹介する。

Jイノベ 地域オープンイノベーション拠点選抜制度

J-Innovation HUB 地域オープンイノベーション拠点選抜制度 地域貢献型拠点~滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター

滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センターは、Society5.0時代における「社会との共創」の旗手として、すべての世代に向けたデータサイエンス・AI教育の提供やデータサイエンス・AI研究の社会実装を積極的に展開すべく2022年4月に開設された。

また同センターは、2016年に開設した国内初のデータサイエンス専門の研究センターである「データサイエンス教育研究センター」の体制拡充と機能強化を図ったものである。

自らに課す4つの使命

滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センターは、日本国内で最も早くからデータサイエンス・AIに取り組んだ先駆者的な研究機関として、以下の4つの使命を掲げて活動している。

①研究の社会実装
企業や自治体と連携し、データサイエンス・AIをテーマにした共同研究プロジェクトを積極的に推進し、実社会の課題解決や新たな価値創造の原動力をめざす。

②先端研究の牽引
機械学習、最適化といったデータサイエンス・AIの基盤となる先端研究や、新たな分析手法の開発に取り組むことで、研究分野全体の進化・発展に貢献する。

③教育基盤の拡充
オンラインを使ったデータサイエンス・AI教育の全国展開や、リベラルアーツ、DSリテラシー、STEAM教育を柱にした「未来創生」型の文理融合教育の確立をめざす。

④高度専門人材の育成
大学院教育や企業との共同研究を通じて、データサイエンス・AIへの高度な専門性を持つ人材を育成します。また、これら専門性を活かして起業する人材の育成・支援にも取り組む。

学術研究×人材育成×社会実装の好循環システム

滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センターでは、Society5.0の到来の鍵をにぎるデータサイエンスとAIの先端研究の推進、データサイエンス人材の育成、データサイエンスの社会実装を、企業・自治体と手を取り合い強力に進めている。さらに、これらの活動を有機的に結びつけ、シナジー効果が生まれる環境整備にも力を注いでいる。そして、国内最高水準のデータサイエンス・AI教育研究拠点として、デジタル社会の変革に貢献するために、学術研究×人材育成×社会実装の好循環システムを構築し、教育研究と社会農共創によるシナジー効果を発揮することを目指している。

また現在、データサイエンス・AIを軸に幅広い業界や行政・自治体と連携し、数多くのプロジェクトが動いている。社会実装を使命としているため、データの提供を受けて分析するだけでなく、教員も現場に足を運び連携先と一緒に課題解決に向けた取り組みを積極的に行っている。

滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センターの機能図

共同研究に限らず、幅広い活動による多数の実績

滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センターでは、数多くの企業や自治体と連携しているが、共同研究だけでなく、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、株式会社帝国データバンク、日東電工株式会社といった企業との共同研究センターの設置や、企業向けの人材育成プログラムの開催、教育教材開発等も行っている。

教育教材については、ビジネスパーソンに向けた実践的なe-ラーニング講座である「滋賀大学ビジネスサイエンスMOOC講座パッケージ」を開発、リリースしている。この講座は、データに基づいた合理的な経営判断ができるビジネスリーダーや、適切なデータを導き出せるビジネスパーソンの育成を目的としており、大学生版や高校生版もリリースされている。コンテンツが評価され、JICAの協力でブータンでのデータサイエンス教育に活用されるなど、海外展開も果たしている。

Society5.0の実現に向けた今後の展望

滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センターを率いる笛田薫センター長は、Society5.0の実現に向け、以下のようにコメントしている。
「センターには、データサイエンス学部や経済学部など、全学部からの研究者が参加しており、データサイエンスにおける多様な知見を結集しています。センターの運営は、社会DX研究推進部門によるマネジメントのもと、研究、教育、産学連携、情報発信を専門にした4部門が連携することで、Society5.0の実現に貢献しています。」

滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター センター長の笛田薫

滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター


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