ITEM | 2020/06/22

使い捨てマスクバブルが終わり、ついに1枚10円以下に。「マスク通販最安値.com」から探して購入可能

文:武者良太
51枚セットでも16円/枚の領域に
全世界で急激に需要が伸びたことから、瞬間的なバブル景気となっていた...

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

文:武者良太

51枚セットでも16円/枚の領域に

全世界で急激に需要が伸びたことから、瞬間的なバブル景気となっていた使い捨てマスク市場。原材料、製造、流通それぞれのフローがすべて高騰し、数カ月前には1枚100円を超える価格で販売していた業者も目立った。

2020年6月現在。世界には使い捨てマスクが余る時代に突入した。同時に、使い捨てマスクの価格が大幅に下落する傾向となった。

5月中旬ごろから筆者の元に、「マスク1枚30円で卸せるけど1万枚買ってくれる会社を紹介してくれ」といった連絡が入るようになり、マスクバブル終焉の雰囲気は漂っていた。こぢんまりとした街をゆけば、50枚セット2000円(40円/枚)で販売している雑貨屋などが目に入るが、呼び込みの人の表情を見るに売れ行きは悪い模様だ。

ECサイトで扱われている使い捨てマスクをまとめたポータルサイト「マスク通販最安値.com」によれば、6月20日の時点での最安値は四捨五入して9円/枚。2000枚セット1万7540円(8.77円/枚)、1000枚セット9070円(9.07円/枚)という価格で販売している業者もいる。

さすがにこの価格帯の使い捨てマスクは、枚数が多いとはいえ人気が高く品切れ状態が続いている。しかし原稿執筆時点で、送料無料51枚セット799円(15.98円/枚)の商品は購入できた。また国内大手企業が取り扱ってきた、高品位な4層・5層のサージカルマスクも入手しやすくなってきた。

代わりに注目されているのが、洗って繰り返し使えるマスク。それも湿気や熱気がこもらない造りや、接触冷感生地を採用した夏用の布マスクだ。特に6月19日に販売開始となったユニクロの「エアリズムマスク」を求める人は極めて多く、実店舗では密状態にならざるをえないほどの行列が形成されてしまった。

梅雨が終われば夏本番。マスク装着が熱中症の一因となりそうな気配が濃厚ゆえに、装着感重視の機能性布マスクを求めている人が増えてきているのだろう。


マスク通販最安値.com