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文:山田山太
新型コロナウイルスの全世界の累計感染者数は、5月26日時点で約550万人を記録。多くの人が生活や仕事において、大きな変化を強いられている。
そんな中、新型コロナウイルスに感染することで、自身の考えを180度変えることになった男性が今、注目を集めている。
政府による陰謀だと疑った男性
米国フロリダ州ジュピターに住むライドシェアドライバーのブライアン・ヒッチェンスさんは去る4月3日、自身のFacebookに「政府の対応は尊重するが、私がウイルスを恐れることはありません。なぜなら私の神はウイルスよりも大きな存在だからです」と投稿した。
ブライアンさんは、後の『WPTV』の取材に、「政府は何かを行おうとしており、新型コロナウイルスは私たちの気をそらすために投入したものと考えていたました」とデマを信じていたと述べた。実は、アメリカでは「新型コロナウイルスはワクチンを売るために、政府が仕組んだ陰謀である」などの陰謀論がまことしやかに囁かれているのだ。
ところが4月19日、ブライアンさんは「1週間以上前から夫婦揃って体調を崩してしまい元気が出ない」と明かし、そして翌20日には、「妻と一緒にパームビーチ医療センターに入院することになりました」と肩を落とした。この時ブライアンさんと彼の妻、エリンさんは、新型コロナウイルスに感染していることがわかったという。