ITEM | 2020/01/30

10日間も使い続けられるモノクロスマホ「Hisense A5」

文:武者良太
電話&チャットならコイツでもいい?
日本におけるスマートフォン市場を見ると、いまなおiPhone人気は...

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文:武者良太

電話&チャットならコイツでもいい?

日本におけるスマートフォン市場を見ると、いまなおiPhone人気は高いもののAndroidの勢いも増してきている。それもリーズナブルでハイパワーなミドルクラスに注目が集まっている。価格帯にして3〜5万円ほどでありながら、既存のハイエンドスマートフォンに近いスペックを持っているのが人気の秘密といえよう。

しかし海外に目を向けると1〜2万円台のスマートフォンが多く、この価格帯のモデルも侮れない。今日はその中から1台、独特の機能を持った「Hisense A5」を紹介しよう。

Hisense A5は日本でもテレビやオーディオ、冷蔵庫などの家電を販売しているメーカーのスマートフォンだ。最大の特徴はタッチパネルにE ink(電子ペーパー)パネルを用いていること。Kindle PaperwhiteやKindle Oasisなどの主に電子書籍リーダーで採用されてきたパネルで、圧倒的な低消費電力がポイントとなっている。事実、Hisense A5のバッテリー容量は4000mAhだが、バッテリーマネージメントに優れたQualcomm Snapdragon 439と合わせたことで公称駆動時間は驚きの10日間。日常的な使い方であれば、1週間以上もバッテリーを充電しなくてもいいのだ。

目が疲れにくいE inkパネルを採用

画面は5.84インチ・1440x720ピクセルと、片手で持つスマートフォンとしてはスタンダードなサイズ・解像度となっている。電子書籍リーダーとしての利用も想定しているようで、本体側面のInkスマートキーを押すことで電子書籍アプリが起動する。このUIなら満員電車のなかでも読書に没頭できるだろう。

ハイレゾ音楽再生に対応、Bluetoothのみならず有線イヤホン端子も装備。もちろんカメラ(アウトカメラ1300万画素、フロントカメラ500万画素)も搭載している。

モノクロ画面ではあるが、ビジネスユースであれば納得できるだけの性能は揃えている。それでいてバッテリーの持ちがいいのだから、サブスマートフォンとして手にしたいと思う人もいるだろう。

日本で発売されるかどうかは不明だが、前述したようにメーカーであるハイセンスは他の家電の販売に積極的だ。もしかしたらこのHisense A5をはじめとしたスマートフォンの販売もしてくれるかもしれない。期待したいものである。


ハイセンス