LIFE STYLE | 2018/04/26

見どころ満載の観光都市バルセロナ【連載】世界の都市をパチリ (3)



宮崎大輔
1988年長野県生まれ。信州大学大学院農学研究科で修士号を取得後、2013年からJICAの青年海外協...

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

宮崎大輔

undefined

1988年長野県生まれ。信州大学大学院農学研究科で修士号を取得後、2013年からJICAの青年海外協力隊に参加。中米パナマ共和国で農業指導を2年間行う。2015年からフリーランスになり日本、東南アジア、南米、アフリカの案件に農業コンサルタントとして従事。またノマド生活をしながら、世界中でスナップ写真やポートレート写真を撮影中。ブログ http://jiburi.com/ 

カタルーニャ州の独立運動

私がバルセロナに滞在したのは、ちょうどカタルーニャ州の独立運動が盛んだった時期です。そのため、街中でデモ隊と遭遇したり、ベランダにカタルーニャ州の旗が飾られていました。といっても、観光をする分には特に混乱や問題はなく、平常通り過ごすことができました。

現地でスペイン人と知り合って話を始めると、自然と話題は独立運動へ。現地に暮らす人々と意見交換をすることで、スペインの歴史や経済状況を学ぶ機会になりました。

カンプ・ノウで試合観戦

サッカーが好きな人はぜひカンプ・ノウへ足を運びましょう。カンプ・ノウとは、FCバルセロナのホームグラウンドです。レアル・マドリードのホームグラウンドであるサンティアゴ・ベルナベウでも試合を観たことがありますが、カンプ・ノウの雰囲気の方が好きでした。バルサは応援の一体感やスタジアムの盛り上がりがひと味違います。バルサの選手たちを目の前で見れるのは感動しますよ。

サンティアゴ・ベルナベウでは一眼レフカメラやミラーレスカメラでの写真撮影は禁止されていますが、カンプ・ノウでは個人的な撮影はできます。ぜひカメラを持っていきましょう。

サグラダ・ファミリア

バルセロナで最も有名な観光スポットは、間違いなくサグラダ・ファミリアでしょう。建築家のアントニ・ガウディ氏が残した建築物の中でも、一際人気の建築物です。バルセロナに行ったらもちろんサグラダ・ファミリアを訪問すると思いますが、入場するだけでなくぜひ塔にも登ってみてください。塔には生誕の塔と受難の塔の二種類があります。どちらの塔に登ってもバルセロナの街並みを一望できますよ。

また、サグラダ・ファミリアの写真が撮りたい人には、夜景の撮影がおすすめです。撮影スポットはサグラダ・ファミリアの隣にある公園。こちらの公園にある池にサグラダ・ファミリアが反射して綺麗に写るので、サグラダ・ファミリアの鏡張りを撮影することができます。夜でも公園には観光客や地元の人がたくさんいるので、治安も悪くないと思います。ただし、夜間の移動にはタクシーか地下鉄を使いましょう。

日帰りで秘境モンセラットへ

バルセロナ近郊の人気観光地が秘境モンセラットです。バルセロナから電車と登山鉄道を使えば、日帰りで観光できます。高い所が平気な人なら登山鉄道の代わりにゴンドラを使って、空から行くこともできますよ。急な傾斜の岩山に隠れるように建っているキリスト教の大神殿が見どころです。

モンセラットへ行く途中には、コロニア・グエル教会もあります。この教会もガウディ氏の設計で、とても独特な形で美しい建物です。モンセラットと合わせて日帰りで観光できるので、ぜひ足を伸ばしてみてください。

個性的なバル巡り

バルセロナで楽しみにしていたのが、個性的なバル巡り。マドリードやバスク地方の伝統的なバルも素敵ですが、バルセロナでは斬新で個性的なバルが多い気がします。お昼にお得なランチメニューを楽しんだり、夜にはのんびりとお酒を飲んだりしました。例えばザクロを散らしたサラダやマグロとチーズのカルパッチョなど、正統派スペイン料理とは違った料理を楽しめます。地元民向けのバルでドリンク付きのランチメニューを注文したら、ワインボトルが1本付いてきたときには驚きましたね。

カメラ盗難未遂事件

バルセロナを滞在中にバルでコーヒーを飲んでいたら、隣のテーブルに女性2人組が座りました。そして、一人の女性が私の隣に荷物を置き、その荷物を触っています。ゴソゴソと音がするのでふと見てみると、荷物を触る振りをしながら私のカメラを盗もうとしていました。慌ててカメラを自分の手元に引き寄せて、「何をしているんだ!?」とスペイン語で問いかけました。すると、2人とも一目散にお店から逃げていきました。危うくカメラを盗まれかける盗難未遂事件でした。

バルセロナはスペインの中でも治安が悪いといわれている地域で、スリや置き引きが多発しています。特に外国人観光客は格好のターゲットなので、荷物の扱いには気を付けてくださいね。


過去の連載はこちら