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新学期初日、泣いている自閉症の少年に同級生が手を差し伸べる。友達となった2人にSNS上で称賛の声
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  • 2019.09.13
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新学期初日、泣いている自閉症の少年に同級生が手を差し伸べる。友達となった2人にSNS上で称賛の声

文:三川璃子

新学期初日は緊張で手に汗にぎる経験が、誰しもあったのではないだろうか?

そんな新学期初日に起きた8歳の少年2人のエピソードに、SNS上で大きな反響が寄せられている。

自閉症の少年と同級生の友情

米国カンザス州ウィチタにあるミネハ小学校の新学期初日、小学2年生になろうとしているコナー君は学校の門の外で、隅に隠れて泣き続けていた。コナー君は自閉症を患っており、長い休み明けの久しぶりの学校で、興奮と不安に圧倒されていたのだろう。

涙を流すコナー君に近づく1人の男の子がいた。同じく小学2年生になるクリスチャン君だ。同級生のクリスチャン君はコナー君の異変に気付き、誰にも何も言わずに彼のそばに寄り添い、優しく手を取ったのだ。

後にコナー君は『KAKE-TV』の取材に、「クリスチャン君は親切で、泣き始めた私を助けてくれました。クリスチャン君は手を握ってくれて、私は嬉し泣きをしました」と語った。

コナー君はまだ少し動揺していたが、助けてくれた新しい友達の手を強く握って、一緒に学校に入ることが出来た。

2人の絆が教えてくれたこと

この2人の様子を目撃したクリスチャンの母親であるムーアさんは、手を取り合った2人の姿を写真に収め、Facebookに投稿。「息子を誇りに思っています。愛情深く思いやりのある人に育ってくれて嬉しいです」とコメントした。この投稿は、現在4万7000件の「いいね」を記録し、多くの称賛の声が寄せられた。

この投稿を偶然目にしたコナー君の母親であるエイプルさんは、驚きと感動で涙を流したという。息子であるコナー君の深い悲しみに胸を打たれながらも、クリスチャン君が息子のそばにいることを知って大いに励まされたのである。

エイプルさんは「私は毎日、息子が正しく話すことができないことや、じっと座っていないこと、上下にジャンプして手をバタバタさせることで誰かに笑われてしまうのではないかと恐れています」と胸の内を語った。

しかし、そんな不安をよそに、2人の少年たちは自分たちの違いをまったく気にしていなかった。彼らは友達になったのだ。「色は関係ない、性別は関係ない、障害は関係ない、何も関係ない、ただ親切に心を開いて下さい。その想いこそ、私たちがこの世界で必要としているものです」とエイプルさん。

「助けを求めている人間に素直に手を差し伸べることができるか」。私たちは少年たちからこんなメッセージをもらったのではないだろうか。


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