LIFE STYLE | 2024/01/18

とにかく仕事と遊びが最優先 ほとんど眠らずだった20代から学ぶ睡眠の大切さ |はたらくみんなの睡眠事情 | ブランディングディレクター・編集者 石野亜童

構成:舩岡花奈(FINDERS編集部)

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良いアウトプットのためには睡眠時間を削ることも厭わないのが「できるクリエイター」の条件?それとも逆に、しっかり眠らないと良いものづくりなんてできない?

「働くみんなの睡眠事情」は、さまざまなクリエイターの方々の睡眠事情を伺い、クリエイターにとってのよりよい働き方を見つけていくシリーズ。

今回登場いただくのは、さまざまなファッション・カルチャー誌に編集者として携わり、現在ではブランディングやメディア運営、商品開発、空間設計なども手がけるE inc.代表取締役の石野亜童さんです。かつては編集者の仕事に加え音楽活動も並行して行っていた時期がありました。多忙を極めた当時と現在の、睡眠に対する考え方について伺います。

石野 亜童

ブランディングディレクター・編集者。E inc.代表取締役。一般社団法人ナカメエリアマネジメント クリエイティブ・ディレクター

編集者として数々のファッション・カルチャー誌に携わったのち、ブランディングカンパニーに入社。広告制作、商品企画および開発、webディレクション、空間演出などを担当。その後ふたたびフリーランスとして雑誌編集に携わり、2013年、編集長兼クリエイティブディレクターとして全国誌『THE DAY』(三栄書房刊)を創刊。同誌を退いたのち2014年、ブランディングカンパニーE inc.を設立。

ほとんど寝ていなかった20代、今では睡眠の質までこだわる

―― 1日に何時間の睡眠を取っていますか?また、睡眠のスケジュールを教えてください。

石野:平均すると5〜6時間ほど睡眠時間を取っています。午前2時ごろ就寝して7時か8時に起床します。

―― 就寝する際に「使っている」または「気に入っている」アイテムがあれば教えてください。

石野:〈ブレインスリープ〉の枕を使っています。通気性が抜群で頭に熱がこもらないのが最大の特徴かも。使い込むほどに頭の形に馴染んで、今ではすっかり自分に合う形になっています。この枕を使い始めてから「のび太くんかな?」と思うほどに寝つきが良くなり、睡眠もかなり深くなったと思います。

―― これまで、睡眠の習慣を大きく変えたことはありますか?そのきっかけや、その後の仕事や生活への影響がどのようなものになったか教えてください。

石野:編集者と音楽活動を同時期に行っていた時は、徹夜も多く不規則そのもので無茶苦茶な生活をしていました。最近は、睡眠が足りないなと感じたときは昼寝をしています。30分の仮眠を取るだけでもパフォーマンスがずいぶん違うなと感じます。

―― 編集者と音楽活動、二足のわらじでお仕事されていたときに過労で救急病院に搬送されたというエピソードを伺いました。当時の睡眠習慣や仕事と睡眠の優先順位について教えてください。また、現在の睡眠に対する優先順位や仕事とのバランスについて、価値観が変わったことがあれば教えてください。

石野:当時は仕事、食事、お酒の次に睡眠の順くらいで考えていました。40歳を過ぎてから徹夜をすると、明らかに思考力や語彙が極端に落ちて「うまく頭が働かない」という体感がありました。そこで、睡眠はとても重要だと考えるようになりましたね。よほどのことがない限りは徹夜を避けるようになりましたし、早めに眠って早朝から仕事をするようにリズムを変えました。仕事でお付き合いする方々が変わったことも大きく影響していて、日中の時間に良いパフォーマンスを発揮することが大前提になりました。

―― 仕事と睡眠に関して、心構えや失敗しないための対策があれば教えてください。

石野:20代のころはとにかく仕事と遊び優先だったので、睡眠は

寝れる時に寝る、的な感じで14時間寝溜めとかしていました。

そんな不規則そのものの生活に加えて、お酒もたっぷり飲むことがプラスされると大惨事で、早朝からのロケに大遅刻したこともあります。起床したらケータイの着信が36件も溜まっていて、そのまま飛行機に乗って故郷に帰ろうかと思ったほどです。

最近は、睡眠の時間はもちろんですが深さも大切だと思っています。〈Sleep Cycle〉というアプリを使って、睡眠のログを取るようになってかなり質を意識するようになりました。睡眠の質が落ちるとパフォーマンスだけでなく、自律神経の乱れなどにも繋がり機嫌が悪くなったりするのが自分でわかるほどです。

筋トレする、サウナに行く、自分に合った枕を選んで睡眠環境を整える、昼寝を取って仕事のリズムを変えるなど、睡眠の質を担保できるように工夫しています。