BUSINESS | 2024/04/09

ユニクロやNIKE、資生堂、POLAなどを手掛ける“タナカノリユキ“、アサヒグループホールディングスのCIを担当

アサヒグループホールディングスのロゴマークと、同グループ全世界約60の社名ロゴを制作

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

アサヒグループホールディングス、グローバルで多様性のある組織へ発展し、CIを再定義

アサヒグループホールディングスは、1889年に創業し、ビールを中心とした酒類、飲料、食品で多様なブランドを世界で展開しいる。現在、売上収益の海外比率は約50%に高まり、グループ社員の海外比率も半数以上となるなど、グローバルで多様性のある組織へ急速に発展を遂げている。そんな中、アサヒグループホールディングスは、事業や組織構造の変化を踏まえた真のグローバル企業を目指し、CI (コーポレートアイデンティティ)を再定義、グループロゴとコーポレートステートメントを新たに策定した。

アサヒグループホールディングス
• 日本公式サイト:https://www.asahigroup-holdings.com/
• 海外公式サイト:https://www.asahigroup-holdings.com/en

今回のCIに際し、アサヒグループホールディングスのロゴマークと、同グループ全世界約60の社名ロゴの制作を担当したのは、ユニクロやNIKE、SHISEIDO、POLAなどを手掛けてきたクリエイティブディレクター  アートディレクター、タナカノリユキだ。 

タナカノリユキでは以下の制作を担当し、その内容は4月中旬以降に新聞広告、Web等にて随時公開される予定だ。

• CI/VIデザイン・グループコーポレートロゴマークデザイン
• 社名ロゴデザイン (英名・和名)
• ステートメントデザイン・全世界、各社ロゴデザイン (英名)
• 名刺デザイン
• CEO勝木氏メッセージ動画
• ステートメント映像制作 (日本語版・英語版)

尚、CEO 勝木敦志のメッセージ動画と、ステートメント映像については4月5日より公開されている。

新グループロゴ&ステートメント (グループCEOメッセージ)

タナカノリユキからのコメント

アサヒグループの飛躍的なグローバル化によって、世界各地の事業を統括するためのコーポレートブランドV.I.を制作することになりました。

新しいグループロゴマークの必要性や現状のアサヒマークとの関係性などの様々なディスカッションから、ブランドコンセプトや世界共通のステートメントの策定まで、単にロゴマークのデザインにとどまらず、コーポレートブランド全般を一緒に創らせていただきました。

このアサヒグループの新ロゴマークは、従来のアサヒマークに黄色のサンライズ・アーク(円弧)と青色のグループの文字を加えて構成しています。アサヒマークは伝統と信頼の証であり、サンライズ・アークは地球から昇る太陽、「朝日」を表し、言語の枠を超えてAsahiの意味が直感的に伝わるようにデザインしました。

GROUPの文字とサンライズ・アークによる扇状に広がる構成は、世界中のアサヒグループがひとつになって成長、発展する将来性。

そして、真のグローバル企業として、より良い世界の明日を創る、未来への希望の光を表わしています。


プロフィール

タナカノリユキ|クリエイティブディレクター / アートディレクター /美術家 など
1983年、東京芸術大学美術学部デザイン科卒業。1985年、東京芸術大学大学院美術研究科を首席で修了。修了制作が芸大買い上げとなる。アートやデザインといった枠組みを越え、ビジュアルコミュニケーションに関わるクリエイティブ領域で幅広く活躍。
国内外の個展、グループ展、コミッションワークなどの自身のアートワークと共に、グラフィック、プロダクト、空間のデザイン、MV、CMのディレクション、広告、CIからブランディングまで。クリエイティブディレクター、アートディレクターとして国際的に活動。
1999年から2007年まで、ユニクロのクリエイティブディレクターを歴任。時代を牽引したクリエイティブとビジョンで、ブランドを確立させ、ブランドイメージの向上、ユニクロの急成長やグローバル化、発展に貢献。その他、ナイキJustDoIt.のアートディレクション。ソニーエリクソン、資生堂グローバルのクリエイティブディレクションなど。

主な受賞歴
第5回日本グラフィック展奨励賞(1984)、第2回JACA展特別賞(1984)、第3回JACA展グランプリ(1985)、日本グラフィック展年間作家新人賞(1987)、TDC会員賞銀賞(1992)、第4回世界ポスタートリエンナーレ・トヤマ銅賞(1994)、DDA通産大臣賞(1996)優秀賞(1988、1996)、アジアンパシフィック広告賞CF部門金賞、プリント部門銀賞(1998)、朝日広告賞(2000)、TCC賞(2001)、ADC賞(1989、2000、2001)、ACC賞銅賞(2002、2003)銀賞(2004)ほか受賞。ADC会員、TDC会員、ベストデビュタント賞審査委員長など。

タナカノリユキ