CULTURE | 2024/12/23

自分ならではの美の発見と発信を
原宿で目指すMaison KOSÉ HARAKADO

連載:東急プラザ原宿「ハラカド」で原宿のカルチャーを紐解くインタビュー企画
 「ハラカドノカドデ」

聞き手・文・写真:藤田琢己(J-WAVEナビゲーター) 編集:カトウワタル(FINDERS編集部)

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

原宿ならではの来客比率と美の発信やコミュニケーションにもこだわるお店づくり

原宿の中心にある東急プラザ「ハラカド」に集まる様々な方に、FMラジオ局 J-WAVEでナビゲーターを務める藤田琢己がインタビューするFINDERSの連載企画「ハラカドノカドデ」。 今回登場いただくのは、コーセーが展開する多様なブランドを取りそろえた直営店 「Maison KOSÉ HARAKADO」 より店長の矢井さんと大野さん。

インタビューの様子は、PODCAST 番組でも公開されているので、合わせて楽しんでいただきたい。    

-- Maison KOSÉ HARAKADOからお2人来ていただきました。矢井さん、大野さんよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

-- まずお2人にメゾンコーセーハラカドでの役割を伺ってもいいですか。

矢井:私はMaison KOSÉの店長をしております。多くのお客様に商品を知っていただくための活動を行っております。

大野:コーセーの大野と申します。 私はMaison KOSÉのマーチャンダイザーとしてVMD (ヴィジュアルマーチャンダイジング) や、新製品が出るタイミングでポップアップイベントや試作の企画・立案などを行っております。元々オープニングのタイミングでもプロモーションの担当もさせていただいてまして、店舗に来たらプレゼントがもらえるオープニングキャンペーンとか、様々なSNSでのPR施策なども担当しておりました。

-- ハラカドに来た理由は何かあるんですか。

矢井:はい、メゾンコーセーの直営店として、お店作りをコンセプトから考えて作っています。

今回ハラカドのテーマとしては 「サードプレイス」 っていうところになるんですけど、サードプレイスの場所として多くのお客様に使ってほしいという意図がありまして、Z世代の方々をターゲットにしたお店作りを行っているので、Z世代でしたらやはり原宿、というところでお店を作らせていただきました。

-- 実際にハラカドに来るお客さんは、それこそ(Maison KOSÉの)銀座も知ってらっしゃるので、お客さんの層はやっぱ違うんですね?

矢井:そうですね若い方が多いですし、そのあたりは大野が分析してくれております。

大野:8月30日にオープンしてから11月30日までの期間で、銀座とハラカドでお客様の会員属性の分析をしてみたんですけど、ハラカドは10代と20代が約43%を占めています。銀座に関しては、40~50代の層がボリュームゾーンになっておりまして、原宿という特性とやはりハラカドに入っているお店ということで、そのような違いが出ているのだと思います。
もうひとつ、ハラカドでは男性の方の売上が10. 1%を占めています。 銀座の方は今まだ2%ほどです。通販サイトもあるんですけれども、そこでも5%ほどしか男性のシェアがない中で、男性がお店に行くって結構勇気がいるとは思うんですが、このハラカドに関しては10%ほどのシェアを取れているというところが違いとしてはあります。

-- かなり大きな違いがこのハラカドで出るんですね。

大野:はい。

商品を販売するだけではなく、Z世代に今までにないサービスを提案

商品ディスプレーだけでなくサービスやコミュニケーションの取りやすさにもこだわったレイアウトの店内

-- 僕自身も、上の世代であってもこの数年、肌への意識は以前よりも高まってるような印象があるんですけど、若い方とは比べ物にならなかったですね。お店作りだったりもやはり銀座とハラカドでは作りが違ったりもするんですか?

矢井:はい、そうですね。 銀座の方はラボのような役割なので、会社としてのPOC (概念実証) などを率先してやる役割があります。 逆にハラカドに関しましては、Z世代の方々に新しい提案をするというところで、商品を販売するだけではなく今までにないサービスを提案しております。

-- それどんなものがありますか。

矢井:はい。 大きく分けて二つあるんですけれども、シグネチャーアクティビティというコンセプトのもとギフトファクトリーというギフトに特化したサービスを行っています。
二つ目に、時間貸しの化粧品サービスを行ってまして、コスメブヴェットという、いろんな方々がその時間の中でKOSÉのたくさんの商品を試していただけるサービスを行っているので、販売というよりも、そういったサービスに重きを置いた価値を提供できるような内容です。

-- 物を買いに行くだけではなく、プロフェッショナルの方に施していただく体験もできると。

矢井:そうですね。

-- 若い方とのコミュニケーションの中で印象に残るフィードバックみたいなものはありますか?

矢井:特にこのお店ではSNSを強化してますので、SNSからの反応が印象的ですね。

大野:先ほどお伝えしたギフトファクトリーというところが、特別なギフト体験ができる売り場になっているんですけれども、例えば、コスメに名前やイニシャルを入れる刻印というのがありましてそれが一部商品できます。 あと目玉なのが、メッセージカードサービスというのがありまして…

以下、ポッドキャスト本編に続く

AIでメッセージを生成してくれるサービスやスタッフの働きやすさに特化した店舗づくりなど貴重な話はこちらで聴くことができます。
https://arrtsidecast.podcast.sonicbowl.cloud/podcast/harakadonokadode/episode/maisonkose/


Maison KOSÉ HARAKADO
渋谷区神宮前6-31-21 東急プラザ原宿「ハラカド」 B1F
営業時間:11:00-20:00
TEL:03-6427-4917

Maison KOSÉ HARAKADO 公式サイト
https://maison.kose.co.jp/site/p/harakado_store.aspx

藤田琢己
公式Webサイト
https://takumifujita.net/

ハラカドに誕生したラジオ局 J-WAVEによる本格的な音声収録スタジオ J-WAVE ARRTSIDE CAST
https://www.j-wave.co.jp/arrtsidecast/