「しっかり寝たはずなのに、疲れが残っている」「朝から体が重くてダルい」
青春出版社は、『「朝からダルい」は糖質が原因だった!』(溝口徹/著) 2025年を1月8日に発売した。
「しっかり寝たはずなのに、疲れが残っている」 「朝から体が重くてダルい」
そんな朝からダルさを感じている 「朝ダルさん」 は意外にも多く、実はクリニックなどを訪れる患者で一番多いのはこうした疲れやダルさに悩んでいる人らしい。
そんな患者に対し、本書の著者である日本初の栄養療法専門クリニックみぞぐちクリニック院長の溝口徹医師は、必ず以下のように質問するという。
「あなたはどんなものを食べてきましたか?」
溝口医師によると、「朝ダル」 の原因は、十分休息がとれていないせいだと思っているかもしれない (もちろん睡眠不足も関係する) が、それ以上に大きな影響を与えているのが、「食べ物=栄養」 だという。
実は、「朝ダル」 を訴える人には共通する食傾向があり、それが 「糖質のとりすぎ」 とのこと。「糖質制限ダイエット」 が広まり、糖質が肥満に関係することはよく知られるようになったが、糖質のとりすぎは血糖値を大きく乱し、それが原因でさまざまな不調を引き起こすとのこと。
その1つが 「夜間低血糖」。睡眠中である夜間に血糖値が大きく下がってしまうことで自律神経が乱れ、それが疲労感をもたらすというもの。「朝ダル」 とは、睡眠によって疲れがとれていないのではなく、眠っている間に疲れを引き起こす 「夜間低血糖」 が起きていることが原因だといい、溝口医師は、うつや起立性調節障害と診断されている人のなかにも、この 「夜間低血糖」 が起きている人が相当数いるのではないかと考えているという。
本書では、糖質が 「朝ダル」 とどのように関係しているかを説明したうえで、夜間低血糖を起こさない食べ方のコツが紹介されている。
「朝ダル」 を感じている方は、ぜひい本書を手に取って参考にしてみてはいかがろうか。
溝口 徹(みぞぐち とおる)
医師・みぞぐちクリニック 院長
1964年神奈川県生まれ。福島県立医科大学卒業。横浜市立大学病院、国立循環器病センターを経て、1996年、痛みや内科系疾患を扱う辻堂クリニックを開設。2003年には日本初の栄養療法専門クリニックである新宿溝口クリニック(現・みぞぐちクリニック)を開設。オーソモレキュラー(分子整合栄養医学)療法に基づくアプローチで、精神疾患のほか多くの疾患の治療にあたるとともに、患者や医師向けの講演会もおこなっている。著書に『2週間で体が変わるグルテンフリー健康法』『【最新版】「うつ」は食べ物が原因だった!』(小社刊)などがある。
「朝からダルい」 は糖質が原因だった!
著者:溝口 徹
発売日:2025年1月8日
定価:1,210円 (税込)
ISBN:978-4-413-04713-5
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