造形の祭典に“いきもの”が主役として初登場
2025年7月27日(日) に幕張メッセで開催される世界最大級の造形・フィギュアイベント 「ワンダーフェスティバル2025 [夏]」 の中で、動物、昆虫、鳥、魚、そして恐竜まで、現生種や古生物をモチーフとした作品ならなんでもアリという、“いきもの” をテーマにした立体造形作品を集めた新企画 「いきものワンフェス」 が初開催される。
会場には90を超える一般ディーラー(出展者)による個性豊かな立体作品が一堂に集結、4つの展示フィールドに分かれてさまざまな作品が展示される。来場者は目の前で作品を手に取り、作家と直接会話を交わすことで“作品に込められた思い”を共有することができるほかその場で購入することもできる。その他体験型ワークショップや企業・団体とのコラボ出展コーナーなども設けられるという。

千葉市動物公園や海洋堂も参加、さらに第一線で活躍するプロ造形作家による特別展示も
企業や団体による展示では、千葉市動物公園の展示が目玉だ。ハシビロコウの骨格標本や、本物の剥製、レッサーパンダ 「風太」 の等身大フィギュアなど、動物園でしか見られない資料が会場に登場。ラフレシアの匂い体験も用意されており、来場者は “体と頭で学ぶ” 自然の不思議に触れることができる。
また、昆虫・魚のソフビやプラキットを展開する株式会社DIG、動物水彩画の展示通販対応をするGallery cafe Kirin、さらに海洋堂によるアート作品や限定グッズの販売も行われる。大人も子どもも、展示や購入、学びを通じて“いきもの”への理解を深められる場となる。
さらに造形分野のプロによる特別展示では、廃材を素材に動物を立体化する加治聖哉は、初挑戦となる恐竜作品 「ヴェロキラプトル」 を発表し、自然素材とディテールの共鳴を表現。生物フィギュア界の第一人者・松村しのぶ、塗装技術で知られる古田悟郎の作品も並び、その緻密さと生命感に満ちた造形は、ファンはもちろんホビー未経験者にも見応えのあるものになるだろう。


“いきものワンフェス” では、海洋堂 「ARTPLA」 シリーズによる恐竜プラキットの塗装体験、造形師・蟹蟲修造氏が指導する毒蛇フィギュアの本格着彩講座、そして加治聖哉氏とともに廃材を活かして “いきもの” アート作品を創る体験など、多様なワークショップも開催される。尚、プログラムへの参加はワンダーフェスティバル入場券が必須で、講座によっては事前予約および別途参加費が必要であり、詳細は公式特設サイトで順次案内される予定だ。
主催するワンダーフェスティバル実行委員会は、「いきものワンフェス」 を通じて造形というホビーの奥深さを多くの人々に届けたいとコメントしている。フィギアという一見マニア向けの楽しみ方をイメージする方も多いとかもしれないが、こうした多様な 「いきもの」 をテーマとすることで、 家族連れや動物ファンなど普段ホビーに馴染みのない人でも、新たな興味と発見に出会えるのではないだろうか。
詳細については公式Webサイトなどをチェックしてほしい。
ワンダーフェスティバル2025 [夏]
開催日時:2025年7月27日(日) 10:00~17:00
開催場所:幕張メッセ 国際展示場 1~8ホール (千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
主催:ワンダーフェスティバル実行委員会/株式会社海洋堂
特設サイト
https://wonfes.jp/specialsite/
公式X (旧Twitter)
https://x.com/WF_officialinfo