CULTURE | 2026/05/31

「なぜ世界は日本の庭に惹かれるのか」
“緑の魔術師”が解く、日本文化がグローバルで評価される理由

世界が評価する庭園デザイナーと神社経営者、文化社会学者が揃う特別対談

FINDERS編集部

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国際的な庭園デザイナー・石原和幸氏がチェルシーフラワーショー凱旋記念として、神田明神で特別対談を開催する。テーマは「なぜ世界は日本の庭に惹かれるのか」である。

文化資本を競争力に変える — 国際舞台での実績者が語る、日本ブランディング戦略

故・エリザベス女王から高く評価され、英国王立園芸協会の権威あるチェルシーフラワーショーで連続メダルを獲得してきた石原氏が、国際市場での日本美意識の価値を語り、神田明神の清水宮司は江戸総鎮守として伝統と革新をキーワードに神社を文化交流の場へ転換させてきた実績を語る。さらにモデレーターの社会学者・吉見俊哉氏が、文化資本をいかに社会や都市、地域の価値へ転換させるのかという問題を掘り下げることで、日本文化のビジネス的価値化が浮き彫りになるだろう。

グローバル化する日本経済において、インバウンド戦略や企業ブランディング、地域創生といったビジネス領域で、文化的差別化は重要な競争要素である。本セッションは、国際舞台での実績を持つプレイヤーが、日本の美意識をいかに「世界ブランド」として構築したかを学べる機会となる。

注目すべきは、石原氏が提唱する「風景盆栽(盆景)」の新作が神田明神の境内で初公開されることだ。苔や草花、石を組み合わせて日本の里山を小さな空間に凝縮した表現は、限定的な空間での世界観構築という点で、現代のミニマリストマーケティングにも通じる。参加者は実作品の体験を通じて、日本の自然観と空間構成力の本質を感受することができるだろう。

文化・観光・地域振興・企業ブランディングに携わる人間にとって、実践的な示唆に満ちたセッションといえる。

石原 和幸 氏 (庭園デザイナー / 石原和幸デザイン研究所 代表)
長崎県生まれ。世界最高峰のガーデンショー「英国チェルシーフラワーショー」で連続してメダルを獲得。自然風景を凝縮した独自の庭づくりで国際的評価を受け、故・エリザベス女王より高い評価を受け“緑の魔術師”と称された。独自の自然観と空間構成力は国内外の都市開発やブランディングで注目を集めている。
今回、神田明神境内にて新作の「風景盆栽(盆景)」を公開。
清水祥彦 神田明神宮司
江戸総鎮守・神田明神の宮司として、伝統と革新をキーワードに神社を文化発信・交流の場としてひらく活動を積極的に推進している。
吉見俊哉 
社会学者/東京大学名誉教授・国学院大学教授/一般社団法人千代田中央文化交流推進機構 代表理事
都市論・文化研究・メディア論を専門とし、日本文化を現代社会へ接続する研究と実践を行う。文化資源を都市や地域の価値へ転換する取り組みにも携わっている。令和8年より一般社団法人千代田中央文化交流推進機構の代表理事に就任。

石原和幸×神田明神宮司 清水祥彦 特別対談
「なぜ世界は日本の庭に惹かれるのか」
日時:2026年6月14日(日) 14:00~15:30
会場:神田明神 文化交流館 EDOCCO 4階「令和の間」(東京都千代田区外神田2-16-2)
参加費:5,000円 (正式参拝玉串料含む)
定員:45名(先着順)

申込URL
https://jp-culture.or.jp/20260614-2/