EVENT | 2026/01/18

オーバーツーリズム対策の夜間インフラへ—累計10万人が来場した 「京都夜市」 が今年も開催

2026年1月24日(土)、東本願寺前 「お東さん広場」 にて

FINDERS編集部

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“底冷えの京都の冬”を満喫する 「心も体も温まる夜の縁側」

合同会社京都夜市プロジェクトは、京都市による後援のもと、2026年1月24日(土)、東本願寺前 「お東さん広場」 にて、「第九回 京都夜市 (Kyoto Night Market)」 を開催する。

「京都夜市」 は2015年6月の初開催以来、お東さん広場や京都市役所前広場を会場に回を重ねてきた。昼間に集中しがちな観光動線を夜間へと分散し、市民と観光客が自然に交わる場をつくる試みだ。祇園周辺に偏りがちな夜間観光の流れを京都駅周辺へと広げ、オーバーツーリズム対策の一環としても注目を集めている。

第九回目となる今回は、2026年最初の開催として 「心も体も温まる夜の縁側」 をテーマに掲げる。底冷えの厳しい京都の冬に、湯気と灯りが立ち上る冬ならではの夜市を演出する構えだ。新春を祝う企画として、来場者の一年の無事と幸福を願い、温かな善哉が先着300名に振る舞われる。

会場には、京都を中心とした飲食店やキッチンカー、クラフト作家など約60店舗が集結する。ラーメンやたこ焼き、冬限定のホットスイーツなど、寒さの中でこそ味わいたい屋台の食が並ぶほか、陶芸や革小物、アクセサリーといった手仕事の工芸品も顔を揃える。

さらに、忍者アクションショーや猿まわしといった伝統芸能、大道芸、和楽器とダンスが織りなすステージパフォーマンスが行われるほか、清水焼の絵付けを体験できる陶芸ワークショップや、地域の子どもたちが接客や販売に挑戦する 「こども店長」 企画、大学生団体による人力車体験など、文化と遊び、学びが自然に交わる時間が用意されている。

ライトアップされた芝生広場に立ち並ぶ屋台と、荘厳な東本願寺の景観が調和する夜景も見どころの一つ。1月の京都に、観光イベントでありながら日常の延長線にあるような、穏やかなにぎわいを生み出す。

京都夜市は、一過性のイベントではなく “夜の文化インフラ” としての役割を強く意識しているという。時間帯とエリアを分散させることで混雑を緩和し、適正価格で楽しめる夜間の選択肢を増やすことで、修学旅行生や国内観光客の 「京都回帰」 にもつなげる狙いだ。

若手職人や学生にとっては継続的な表現と販路の場となり、子どもたちにとっては地域とつながる体験の機会となるため、京都市も積極的な支援を行っており、地域団体、民間事業者と連携した 「京都夜市協議会 (仮称)」 の設立に向けた協議も進行中だ。将来的には、お東さん広場での定期開催を見据え、予定可能な夜間観光スポットとしての定着を目指す。公共空間を活用した夜間観光インフラのモデルとして、京都発の取り組みがどこまで広がっていくのか。今後の展開に注目したい。


第九回 京都夜市(Kyoto Night Market)
開催日時:2026年1月24日(土) 15:00~22:00
会場:お東さん広場(東本願寺前/京都市下京区)
入場料:無料
主催:合同会社 京都夜市プロジェクト

公式サイト
https://kyotonightmarket.wixsite.com/site1

公式Instagram
https://www.instagram.com/kyotonightmarket