日本初公開作品も展示
アーバン・アートと現代アートに特化したドイツの美術館Museum of Urban and Contemporary Art(MUCA)がコレクションを紹介する『MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~』が3月15日から6月2日(日)まで東京・森アーツセンターギャラリーで開催される。
アーバン・アートとは、ストリートアートやグラフィティなど、現代の都市空間で発達した視覚芸術を指すもの。壁や建物、道路や橋などの公共の場所にアートを描き、都市の景観を変え、そこで生活する人々の心へ訴えかけ、時に政治や社会的なメッセージを持つ場合もある。
MUCAは、20〜21世紀を代表するアーバン・アートや現代アート作品を1200点以上収蔵している。ポップ・アートからニューリアリズムまで、都市環境の中の芸術、抽象絵画、社会・政治問題など、多様なテーマを扱うコレクションは、ヨーロッパの重要なコレクションとして認知されている。
本展は、アーバン・アートのジャンルを切り開いてきた10名の作家にスポットを当て、日本初公開の作品を含む作品が展示される。
世界でアート作品が注目を集めるBanksy(バンクシー)、ファッションの世界にも作品を通して影響を広げるKAWS(カウズ)、伝説的なグラフィティアーティストであるBarry McGee(バリー・マッギー)らのキャリアを決定づけた作品が並ぶ。
【作家一覧】
・Banksy
・KAWS
・Barry McGee
・Shepard Fairey
・VHILS
・Invader
・JR
・Os Gemeos
・Richard Hambleton
・Swoon

同氏の知名度を国際的なものにした作品

現代アートのなかでも、アーバン・アートに特化した本展。日本でも度々話題となるバンクシーをはじめ、近年注目を集めているジャンルのアートがどのように評価され、花開いていったのか、その人気の秘密に迫る展示だ。
『MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~』
期間:2024年3月15日(金)〜6月2日(日)
会場:東京・森アーツセンターギャラリー