BUSINESS | 2025/03/11

どうすれば映画館に来たくなる?
映画鑑賞者の行動心理を徹底解析 GEM Partners 「映画白書ダッシュボード」 最新版がリリース

映画鑑賞者の属性や行動心理を明らかに

FINDERS編集部

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10年分のデータで映画鑑賞者の「変化」を解き明かす

エンタテイメント業界向けのデータ×デジタルマーケティングサービスを提供するGEM Partners株式会社は、映画鑑賞者の属性や行動心理を分析するオンラインツール 「GEM映画白書ダッシュボード」 の最新版をリリースした。

最新版では、約1万4,000人を対象に2024年を振り返る調査を実施、「定点調査」 のアップデートに加え、非劇場鑑賞者に対する 「どうすれば映画館に来たくなるか」 などの質問を含む 「企画調査」 を追加した。さらにレジャー参加実態、非劇場鑑賞者の映画館への期待、実写映画へのイメージなど、2024年の映画市場の重要なトピックも網羅している。

直感的な操作で深掘り分析が可能に

「GEM映画白書ダッシュボード」 の特徴は、その使いやすさにある。オンラインツールの採用により、ユーザーは自由にセグメント軸をかけ合わせることができ、直感的な操作で対象を絞り込んでいく深掘り分析や探索的データ分析が可能だ。

例えば、「10代の人はもうSVOD (月額定額の有料ネット配信) でしか映画を観ないのではないか」という仮説があった場合、年代別の視聴傾向を瞬時に確認し、他の年齢層と比較することができる。この機能により、映画業界の関係者は市場動向をより正確に把握し、戦略立案に活用することが期待される。

本ツールのもう一つの強みは、長期間にわたるトラッキングデータの蓄積だ。今回のアップデートにより、過去10年 (2015年~2024年) にわたる「定点調査」のデータを参照できるようになった。これにより、ジャンル嗜好や鑑賞本数、利用劇場といった基本的な情報だけでなく、映画の視聴形態の変化や、映画鑑賞に求めるものの変遷など、より深い洞察を得ることができる。

映像コンテンツビジネスの構造や環境が急速に変化する中、この「GEM映画白書ダッシュボード」は、映画業界関係者にとって貴重な情報源となりそうだ。映画鑑賞者の行動心理の「変化」を解き明かすこのツールが、今後の映画ビジネスにどのような影響を与えるのか、注目していきたい。


GEM映画白書ダッシュボード (2024年度データ)
調査方法:インターネットアンケート
対象:全国に住む15~69歳の男女
調査実施日:2025年1月25日 (土)
回答者数:13,680人 (うち映画劇場鑑賞者 4,499人)
価格:初期設定料 550,000円 (税込)、年間閲覧料 (5IDセット) 330,000円 (税込)

GEM Partners株式会社
https://www.gempartners.com/