CULTURE | 2026/05/28

地名が読めない悩みが消える。
全ふりがな付きの 「ふりがな日本地図帳」 が登場

「人里」「豆酘」「傍示峠」— 日本には難読地名が満載
47都道府県のすべての地名にふりがなを振った初めての地図帳が発売

FINDERS編集部

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日本の地名は 「読めない」 が前提だった

「読書」「上田」「神戸」「松前」—— 一見簡単そうに見える地名でも、正しい読み方に自信が持てない場面は多い。そこに「人里(へんぼり・東京都)」「豆酘(つつ・長崎県)」「雄(おんどり・徳島県)」「傍示峠(ぼうじだお・広島県)」といった絶望的に難読な地名が加わると、もう手がつけられない。

そもそも、地図帳の存在意義そのものが問題だった。従来の地図では、難読地名のみにルビを振るのが原則。「上田」のような一見簡単に見える地名は、実は確実に読むことができないのだ。

地図研究家で地名に関する著作も多い今尾恵介さんは、その理由を指摘する。「これまでの長い歴史の中で、総ルビの地図帳があってもおかしくないが、実現していない。おそらくスペースの問題だろう。限られた地図の空間に少しでも多くの地名を載せるため、ルビは大きな障害となってきた」。

『難しい地名もスラスラ読める! ふりがな日本地図帳』は、その制約を完全に打ち破った。47都道府県の全自治体はもちろん、掲載された大字、自然地名、名所旧跡に至るまで、あらゆる地名にふりがなが付いているのだ。

この地図帳の価値は、単に「読めない地名が読めるようになる」という実用的な側面だけではない。声に出して地名を読む、その土地に想いを馳せながら地図を眺める—— 地図を「情報源」から「読み物」へと変えてしまう。従来の「調べる」という地図の使い方から、「読む」という全く新しい楽しみ方へとシフトさせるのだ。

監修を務めたのは、地図研究家で地名に関する著作も多い今尾恵介さん。彼が「まえがき」で「満を持して発売される画期的な地図帳を、ぜひ一家に一冊、備えていただきたい」と語るほど、この一冊は日本の地名文化を大きく変える可能性を秘めている。

全国の書店およびオンラインブックストアでの購入が可能。長年、地名の読み方で悩み続けてきた人、そして日本文化をより深く理解したいと願う人にとって—— この一冊は確実に「推し本」になるはずだ。


難しい地名もスラスラ読める! ふりがな日本地図帳
まえがき執筆・コラム監修:今尾恵介
編者:平凡社地図出版
発行所:平凡社
発売日:2026年5月22日(金)
定価:2,750円(10%税込)
ISBN:978-4-582-41822-4

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https://www.heibonsha.co.jp/book/b674323.html