LIFE STYLE | 2025/02/15

「眠ってしまうほど居心地良い」
京都の里山にサウナ付き古民家宿が誕生。100年の蔵が蘇る

古民家の蔵を活用した蓄熱式薪ストーブサウナ

FINDERS編集部

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里山の自然に囲まれた1棟貸しの古民家宿

京都府南丹市美山町に、サウナのための古民家宿泊施設『Earthing MIYAMA』がオープンした。この施設は、築100年以上の古い蔵を再生し、関西初となる蓄熱式薪ストーブサウナを導入している。自然豊かな里山に位置するこの宿では、最大8名までのグループが貸切でプライベート空間を楽しめる。

『Earthing MIYAMA』のサウナは、「SAUNACHELIN 2023」を受賞した建築家の丸山耕佑が設計を手がけた。蓄熱式薪ストーブの特徴は、蓄熱レンガがもたらすまろやかな暖かさにある。サウナ室内では、表面温度400℃のストーンを使用したロウリュが楽しめ、薪の香りとすすけた室内の深い味わいが、独特の雰囲気を醸し出している。

サウナ室

里山リトリートの魅力

美山町は、「美山かやぶきの里」として知られる日本の原風景が残る地域だ。約1000坪の広大な敷地には、四季折々の美しい植物が育ち、時には野生の鹿が姿を見せることもある。サウナで火照った体を冷ます里山の涼しい風、夜空に広がる満点の星空など、都会では味わえない自然体験が可能だ。

オーナー兼運営者の長谷川直幹によると、「『空き家が激増する田舎で日本の伝統建築である蔵や古民家を壊さずに活用したい』『里山の豊かさを多くの人に感じて欲しい』という想いがあり、そのために蔵をサウナとして再生し、里山に体をゆだね、Earthing(自然との調和)を体験することが必要だと考えました。」といい、またサウナを作るにあたっては「眠ってしまうほど居心地良いサウナにしたい」と構想する中で岡山県「久米屋」の日本初の蓄熱式薪ストーブに感動し、開発した建築家・丸山耕佑に設計を依頼したとのこと。

最新のサウナ技術と日本の伝統的な建築、そして豊かな自然環境を融合させた『Earthing MIYAMA』、ぜひ一度訪れてみたいものだ。


Earthing MIYAMA
所在地:京都府南丹市美山町板橋堂ケ谷7
収容人数:最大8名

予約サイト
https://earthing-miyama.booking.chillnn.com/](https://earthing-miyama.booking.chillnn.com/

公式サイト

https://earthing-miyama.jp/](https://earthing-miyama.jp/