日本酒は海外セレブも愛する“世界の教養”
ビジネス書や実用書を中心に出版するクロスメディア・パブリッシングは、2024年10月25日に書籍 「酒ビジネス」 を刊行した。本書は日本酒好きが高じて酒蔵コーディネーターとして活躍する高橋理人の書き下ろしだ。「なぜ日本酒は世界で人気なのか」「獺祭は何がすごいのか」「お酒のラベルには何が書かれているのか」など、身近なテーマから専門的な内容まで、幅広く知ることのできる「お酒の教養書」だ。
今や日本酒はビールやウイスキー、ワインにも匹敵する、「世界的な飲みもの」になりつつある。2023年時点、日本酒の輸出先は75の国と地域にまで拡大、輸出額も10年間で6.6倍に増加している。高級日本酒の需要も増加しており、世界中で日本酒は高付加価値な商品として認識されている。
例えば、「獺祭 磨き その先へ」という日本酒をご存じだろうか?
これは2014年に安倍元首相がアメリカのオバマ元大統領に訪日記念としてプレゼントしたことでも知られる、1本4万円を超える日本酒の銘柄。
また、アメリカの俳優ロバート・デ・ニーロは新潟県の佐渡島の日本酒「北雪」に惚れ込み、自家用ジェットで買い付けに来たと言われている。プロゴルファーのタイガー・ウッズは、不調に苦しんでいた際に薦められた日本酒を飲んでスランプを脱出したとの逸話まで。
いまや日本酒ブランドは確立され、日本酒が「世界の教養」として世界各国から認識されていると言っても過言ではない。本書は、酒蔵コーディネーターとして活躍し、年間2,000種類以上の日本酒を飲んできた著者がまとめた 「日本酒の教養」 だ。
日本酒ビジネス成功の秘訣を「八海山」「獺祭」から学ぶ
「八海山」 は、日本酒で培った技術を活かし焼酎や地ビール、甘酒、化粧品など、多角的な事業展開によって、安定した収益基盤を築いている。また人気の 「獺祭」 は、徹底した品質管理と革新的なマーケティング戦略によって、わずか数年で世界的なブランドへと成長した。
本書では、こうした日本酒のブランディングやマーケティング、商品開発、さらには海外展開の実際を知ることができる。海外での 「SAKEづくり」 についても触れられている。
さらに、クラフトサケやどぶろくといった新たな日本酒ビジネスの可能性や、AIやIoT、ブロックチェーンなどを活用した日本酒ビジネスのDX事例も紹介。 この一冊で 「日本酒を取り巻くビジネス」 についての知識を幅広く、知ることができる。
書籍情報
酒ビジネス
著者:高橋理人
定価:1,738円(本体1,580円+税)
体裁:四六判 /256ページ / 1色刷
ISBN:978-4-295-41027-0
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日:2024年10月25日
https://cm-publishing.co.jp/books/9784295410270
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4295410276
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17988677