秋の観察シーズンに世界とつながる野鳥データを共有しよう
公益財団法人日本野鳥の会は、11月1日(土)から7日(金)までの 「バードウォッチングウィーク」 にあわせ、世界最大の野鳥観察データベース 「eBird」 への投稿を促すキャンペーン 「バードウォッチングウィーク! 毎日eBirdに投稿しよう」 を実施する。
eBird (イーバード) は、米国・コーネル大学鳥類学研究室が運営する市民科学プロジェクトで、世界中のバードウォッチャーによる観察データを共有・解析する仕組みを持つ。2025年9月時点で登録ユーザーは110万人を超え、投稿された観察リスト (チェックリスト) は1億件以上。日本語版は日本野鳥の会が運営し、スマートフォンやPCから簡単に投稿できる。
秋から冬にかけては、木々の葉が落ちて鳥の姿を見つけやすく、ガンやカモ類などの渡り鳥も訪れる好季節。自宅周辺や公園、水辺などで観察した野鳥を記録してeBirdに投稿することで、世界中の研究者や愛好家とデータを共有できる。期間中に15件以上のチェックリストを投稿した人、または7日間連続で投稿した人には、抽選で記念品が贈られる。
さらに、キャンペーン終了後の11月8日(土)には、立教大学池袋キャンパスでeBirdサイエンスチーム (コーネル大学鳥類学研究室) のスタッフを招いたワークショップを開催。eBirdに蓄積されたデータをどのように研究や保全に活用できるかが紹介される。
世界規模で進む市民参加型の自然観察プロジェクトの一翼を担う機会として、この秋は双眼鏡を手に自然の中へ出かけてみたい。観察の喜びが、やがて地球規模の生態系保全へとつながっていく。
ぜひこの機会に野鳥観察をはじめてみてはいかがだろうか。
バードウォッチングウィーク! 毎日eBirdに投稿しよう
期間:2025年11月1日(土)~7日(金)
応募方法:期間中、アプリ「eBirdモバイル」またはWebサイトから投稿
記念品:
・サントリー特別賞:15件以上投稿した方(抽選10名)に「ステンレスタンブラー『クマタカ』」
・日本野鳥の会賞:7日間連続投稿した方(抽選10名)に「卓上カレンダー2026」と「今治タオルハンカチ」
ワークショップ「世界最大の市民科学プロジェクトeBirdのデータ解析と活用」
日時:2025年11月8日(土) 13:30~16:40
会場:立教大学池袋キャンパス 14号館地下DB01教室
講師:Tom Auer氏、Matt Strimas-Mackey氏(コーネル大学鳥類学研究室 eBirdサイエンスチーム)
参加費:無料
公式サイト
https://www.wbsj.org/