瀬戸内の島々を中心とした舞台に、新たに3エリアが加わる
瀬戸内の島々を舞台に、3年に1度開催される日本を代表する現代アートの祭典 「瀬戸内国際芸術祭2025」 が、2025年も開催される。
今回の開催では、「海の復権」をテーマに掲げ、瀬戸内の島々に活力を取り戻すことを目指している。216組のアーティストが参加し、254作品 (うち新作109、新展開18) が展示される予定だ。会期は春 (4月18日~5月25日)、夏 (8月1日~8月31日)、秋 (10月3日~11月9日) の3シーズンに分かれており、季節ごとに異なる瀬戸内の魅力を体験できる。来場者はアートを通じて島々を巡りながら、地域住民やボランティアとの交流を楽しむことができる。
新エリアと新アーティスト、連携事業で規模拡大
さらに8つの美術館による「瀬戸芸美術館連携プロジェクト」も実施。香川県、岡山県、兵庫県の美術館が参加し、主に日本人アーティストの展覧会を開催する。また、直島では今年5月31日に開館予定の「直島新美術館」も会場となる。

また今回より志度・津田エリア、引田エリア、宇多津エリアの3つが新たに加わり、規模も拡大される。
志度・津田エリアでは、瀬戸内海の絶景が楽しめるカフェ 「時の納屋」 が完成。引田エリアでは、国の天然記念物に指定されたランプロファイア岩脈や柱状節理などの地質学的な名所を巡るクルーズが人気である。宇多津エリアにある 「四国水族館」 では、夕暮れ時にイルカのジャンプと瀬戸内海の景色を一緒に楽しめる。期間中、約100万人の来場者が国内外から訪れ、注目を集める 「瀬戸内国際芸術祭2025」。アートを通じて瀬戸内の魅力を再発見する絶好の機会となるだろう。
瀬戸内国際芸術祭2025
会期
春会期:2025年4月18日~5月25日
夏会期:2025年8月1日~8月31日
秋会期:2025年10月3日~11月9日
開催場所
直島/豊島/女木島/男木島/小豆島/大島/犬島/高松港エリア/宇野港エリア/瀬戸大橋エリア/志度・津田エリア/引田エリア/本島/高見島/粟島/伊吹島/宇多津エリア
問い合わせ
瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局
TEL.087-813-0853
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