ジャズ・ベーシスト、プロデューサーとしても活躍する写真家・中村照夫
レコード専門店 「HMV record shop 渋谷」 内に、2023年5月11日(木)にオープンしたギャラリースペース 「Bankrobber LABO (バンクロバーラボ)」 は、レコード専門店の枠を超え、さまざまアーティストによる展示を開催、オープン当初より好評を博している。
そんな 「Bankrobber LABO」 の企画展として、2024年7月18日(木)~2024年7月29日(月)の期間、写真家 中村照夫氏による展示 “「NY Groove 24」 Photo by Teruo Nakamura Exhibition” が開催される。
ジャズ・ベーシスト、プロデューサーとして活躍する中村照夫は、日本人ジャズメンとして前代未聞の全米チャートTOP10入りを果たすなど、まさにレジェントともいえる存在。今回は、中村氏のもう一つの顔である写真家としての魅力に迫る。
本展では、中村氏が撮影し、数々のレコードジャケットを飾った、ニューヨークの情景を切り取った作品を展示する。
また開催にあたっては、「NY Groove 24」 の開催を記念したオープニングイベントの開催も決定!中村照夫のこれまでの音楽作品を本人がDJプレイするという。
中村 照夫 (Teruo Nakamura)
1942年3月1日 東京・神田に生まれる。日本大学芸術学部中退後、1964年5月に単身ニューヨークへ。レジーワークマンに師事し、スティーブ・グロスマンやレニー・ホワイトをはじめ、若手ミュージシャンとの交流を経て、ロイ・ ヘインズのバンドでプロデビュー。その後、スタンリー・ターレンティンのバンドにレギュラー参加するなどベーシストとしての腕を磨き、1973年に初リーダー・アルバム『ユニコーン』をリリース。 また、自己のバンド ”ザ・ライジングサン” を結成し、アルバム制作やライブ活動を精力的に行い、全米ジャズ・チャートでトップ10入りし、1979年には日本人ジャズメンとして初めてカーネギー・ホールへの出演を果たす。”ザ・ライジングサン”のアルバムの中の曲「Steppin' With Lord」 という曲は26万人にアクセスされ、現在も多くの人に聞かれている。その後もベーシストとしてだけではなく、他のアーティストの作品のプロデュースにも携わる。
2009年12月には、PONYCANYON RECORDをディストリビューターに、自身の『Cheetah』レーベルもスタート。
また、大規模コンサートのプロデューサーとしても活躍。14年以上にわたり、エイズ患者救済を目的としたコンサートを日米で開催した。
プロデュースした代表的なコンサート
・1991年~92年:『リバティージャズ・フェス』(観客動員数10万人)
・1994年:ニューヨーク タウンホールでの、ユニセフのための『JAL ジャズ・コンサート』(秋吉敏子、菊地雅章、日野皓正、増尾好秋などが出演)
・2009年:『マウントフジ・ミュージックフェスティバル』
開催概要
「NY Groove 24」 Photo by Teruo Nakamura Exhibition
開催期間:2024年7月18日(木)~2024年7月29日(月)
会場:Bankrobber LABO(バンクロバーラボ)
所在地:東京都渋谷区宇田川町36-2 HMV record shop 渋谷 2F
営業時間:11:00~21:00 ※HMV record shop 渋谷の営業時間に準ずる
入場料:無料
Bankrobber LABO 公式ページ:https://www.hmv.co.jp/news/article/230421155/
Bankrobber LABO 公式 Instagramアカウント:@bankrobber_labo
オープニングイベント
開催日時:2024年7月19日(金) 18:00~20:00、7月20日(土) 15:00~17:00
出演:中村照夫氏<DJ>
入場料:無料