BUSINESS | 2026/09/16

見えない生理痛を、VRで「体で知る」という体験

ツムラの企画展にリンケージが生理痛VR装置を提供、大阪・福岡で初開催

FINDERS編集部

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生理・PMSの"見えないつらさ"を可視化する企画展、大阪・福岡で初開催

生理・PMSに伴う症状の重さやつらさは、本人にしか分からない。周囲に理解されにくいまま我慢を重ねている人は少なくない。予防医療テックスタートアップの株式会社リンケージは、株式会社ツムラが2021年から続ける「#OneMoreChoiceプロジェクト」の一環として開催される企画展『違いを知ることからはじめよう展』に、生理痛の疑似体験を提供する。

本展は2025年7月に東京で初開催され、2026年は大阪と福岡で初めて開催される。大阪会場はなんばCITY ガレリアコートで9月25日(金)・26日(土)、福岡会場は福岡三越前 ライオン広場で10月16日(金)・17日(土)に開かれ、入場は無料・予約不要である。

会場が伝えようとしているのは、生理・PMSに伴う症状やつらさには個人差があり、日常生活への影響も一人ひとり異なるという事実だ。リンケージは2025年の東京開催から継続して、この可視化の取り組みに参加している。

会場の中心となるのが「"いつも通り"にいかない部屋」コーナーである。生理・PMSに伴う倦怠感や集中力の低下によって、普段どおりに過ごすことが難しい状態を疑似体験できる仕掛けが用意されている。

ここでリンケージが提供するのが、生理痛VR体験装置「ピリオノイド」だ。装置を装着したまま部屋の展示を体験することで、生理期間中の下腹部痛に加え、集中力の低下や倦怠感といった複合的な"いつも通りにいかない"状態を体感できる。参加は当日配布の整理券制(上限あり)で、対象は20歳以上、費用は無料。ペースメーカーなど医用電気機器の装着者や高血圧・心臓疾患のある人、妊娠中の人などは体験の対象外となる。

会場にはこのほか、周囲に見えにくいつらさや「隠れ我慢」を表現した音声・マンガコンテンツ、ホルモンの周期的な変動による精神的な症状を可視化した展示も並ぶ。監修は産婦人科専門医の稲葉可奈子氏(Inaba Clinic院長)が務め、大阪会場は大阪大学大学院人間科学研究科のMeWプロジェクトが、福岡会場は一般財団法人ウェルネスサポートLabが協力する。

ピリオノイドは、甲南大学と奈良女子大学が行った生理痛再現の可能性と効果を検証する研究から生まれた技術だ。ここに大阪ヒートクール株式会社が持つ刺激のノウハウや回路技術を組み合わせ、筋電気刺激(EMS)によって生理期間中の下腹部痛を疑似体験できる装置として開発された。リンケージは大阪ヒートクールと提携し、企業向けに「生理痛体験研修」も提供している。

生理・PMSのつらさは、これまで職場や家庭の中で言語化されにくいテーマだった。体感を伴う展示という形で「違い」を可視化する試みは、ダイバーシティやウェルビーイングを事業課題として捉える企業にとっても、参考になる視点を含んでいる。

大阪・福岡どちらの会場も入場は無料で、気軽に立ち寄れる商業施設内での開催である。身近な誰かの「隠れ我慢」に気づくきっかけとして、足を運んでみてはいかがだろう。


違いを知ることからはじめよう展(プロジェクト名:#OneMoreChoiceプロジェクト)
大阪開催:2026年9月25日(金)・26日(土) なんばCITY ガレリアコート

福岡開催:2026年10月16日(金)・17日(土) 福岡三越前 ライオン広場

主催:株式会社ツムラ

後援・協力(大阪):大阪府、大阪市/MeWプロジェクト(大阪大学大学院人間科学研究科)

後援・協力(福岡):福岡県、福岡市/一般財団法人ウェルネスサポートLab

料金:無料(入場予約不要、生理痛VR体験装置の体験は当日整理券配布・上限あり)

監修:稲葉可奈子氏(Inaba Clinic院長、産婦人科専門医)


公式サイト
https://www.tsumura.co.jp/onemorechoice/chigai-ten/