CULTURE | 2025/09/09

世界を写し続けた100年を振り返る
「ライカの100年」 展が東京・青山で開催

「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」 展|青山のスパイラルガーデンにて開催

FINDERS編集部

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「ライカI」 誕生100周年を記念し、名写真家たちの作品とともにその軌跡を辿る

ドイツ発祥のカメラブランド 「ライカ」 が、1925年に初めて量産型35mm判カメラ 「ライカI」 を発表してから100年を迎える。この節目を記念し、ライカカメラジャパンは2025年10月18日(土)から10月26日(日)まで、東京・青山のスパイラルガーデンにて 「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」 展を開催する。入場は無料で、事前予約制となっている。

ライカは、そのコンパクトさと機動力によって写真の可能性を飛躍的に広げ、従来のカメラ概念を覆した存在である。以降の100年、ライカのカメラは世界中のフォトグラファーに愛され、歴史的瞬間や人々の営みを記録し続けてきた。

 「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」 展 開催イメージ
  1925年に登場した世界で初めての量産型35mm判カメラ 「ライカI」 

今回の展覧会は、ドバイ、ミラノ、ニューヨーク、上海、そして本社のあるドイツ・ウェッツラーを巡回してきた 「100 years of Leica」 グローバルセレブレーションの掉尾を飾るもので、東京がその最終開催地となる。ライカにとって東京は、2006年に世界初の直営店をオープンした特別な場所でもある。

展示では、ライカ100年の歴史を振り返るアーカイブ資料に加え、スティーブ・マッカリーエリオット・アーウィットといった世界的写真家の作品が披露される。さらに、ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード受賞者の作品も並び、ライカが築いてきた伝統と写真文化の広がりを多角的に体感できる構成となっている。

©Steve McCurry Peschawar, Pakistan 2002
©Eliott Erwitt Dog with a Rose, NYC, 1993

ライカは創業以来、最高水準の光学技術とドイツならではのクラフツマンシップを基盤に、カメラやレンズだけでなくスポーツオプティクス、スマートフォン向けイメージング、さらには腕時計やプロジェクターといった分野にも活動を広げている。世界各地に120を超えるライカストアと約30のライカギャラリーを展開し、写真文化の振興に力を注いできた。今回の展覧会は、そうしたブランドの軌跡と未来を同時に感じさせる場となるだろう。


ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀
会期:2025年10月18日(土)~10月26日(日)
会場:スパイラルガーデン(東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F)
時間:11:00~19:00 入場:無料(事前予約制)

公式サイト 
https://leica-camera.com/ja-JP/100-years-leica-tokyo-2025

Leica Camera Japan
https://leica-camera.com