EVENT | 2025/09/19

銀座から世界へ─マガジンハウス80年の歩みを体感する記念博覧会、Ginza Sony Parkで開催

雑誌文化80年を祝う特別展示

FINDERS編集部

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村上隆×Casa BRUTUS特別展示や歴代表紙展など多彩な企画

Ginza Sony Parkマガジンハウスがタッグを組み、同社創立80周年を記念した特別イベント 「マガジンハウス博 “銀座から世界へ”」 が、2025年10月10日(金)から25日(土)まで開催される。会場は地下から屋上までを使ったスケールの大きな展示空間となり、これまでの歩みをたどるとともに未来への展望を示す多彩なプログラムが展開される。

本イベントは、銀座で生まれたふたつのブランドが協働することで実現した。『anan』『POPEYE』『BRUTUS』『Casa BRUTUS』などマガジンハウスが発行してきた雑誌の世界観を体感的に表現し、雑誌文化の過去・現在・未来を一望できる場を提供する。単なる回顧展にとどまらず、来場者が参加し楽しめる仕掛けを通じて、新たな文化創造への期待を膨らませる内容となっている。

見どころのひとつが、3階で展開される『Casa BRUTUS特別展示 「村上隆と村上ハウス」』だ。世界的アーティスト村上隆がデジタルファブリケーションを駆使して“村上ハウス”を構築。『Casa BRUTUS』10月号と連動し、最新作や未公開の版画作品などを間近で楽しめる。また、地下から屋上を貫く縦のプロムナードでは『平凡』や『POPEYE』などの歴代表紙が一挙に展示され、来場者は雑誌の変遷とともに時代の空気を追体験できる。

そのほかにも、地下2階では「マガジンハウスのA to Z」と題した展示で創業から未来への取り組みまでをキーワード別に紹介。1階には『POPEYE POP-UP SHOP』や『BRUTUS COFFEE KIOSK』、『ananパンダ』の特設コーナーなど編集部プロデュースの企画が並ぶ。さらに4階では学習漫画『理科ダマン』の実験ショーや作家・江原啓之、林真理子によるトークイベント、落語会など多彩なプログラムも予定されている。

マガジンハウスは1945年創立以来、数多くの雑誌や書籍を通じて生活文化を牽引してきた。今回の記念博覧会は、これまで支えてきた読者への感謝を示すとともに、次の時代へと踏み出す意思を表すものでもある。銀座という街から日本、そして世界へ──雑誌文化の新たな可能性を体感できる機会になりそうだ。


80周年記念イベント 「マガジンハウス博 “銀座から世界へ”」
会期:2025年10月10日(金)~10月25日(土) ※休園日10月15日(水)
会場:Ginza Sony Park
入場料:無料 ※「村上隆と村上ハウス」ほか一部有料
時間:平日 12:00~20:00、土日祝 11:00~19:00
主催:株式会社マガジンハウス、Ginza Sony Park Project

マガジンハウス博 公式サイト
https://magazinehouse80th.jp

マガジンハウス公式サイト
https://magazineworld.jp/

公式X
https://x.com/magazinehouse