AIが3人目の出演者となる、人間ふたりとの新しい対話番組
仕事の未来に漠然とした不安を覚えるビジネスパーソンは少なくない。「AI時代に自分は何を武器にすればいいのか分からない」というモヤモヤに向き合う新しいPodcast番組が配信を開始した。
D4Uを運営する株式会社SHISEILABOとFluxellは、キャリアプラットフォームOS「D4U」の新たな音声番組として、Podcast「仕事とデザインとAIの話」をスタートさせた。出演するのは、全国200社以上のブランディングを手がけてきた武山和氏(SHISEILABO代表取締役CMO)と、生成AI導入支援を専門とする福岡徳剛氏(Fluxell代表)、そしてリリースによれば2026年7月9日に日本上陸したというOpenAIの音声モデル「GPT-Live」の3者である。
番組の特徴は、AIが解説役ではなく対話の当事者として毎回レギュラー出演する点にある。人間ふたりが交わす議論をAIがその場で整理し、言語化していく過程を音声としてそのまま聴ける構成であり、「AIが人間の思考を整理するとはどういうことか」を体験できる番組だと位置づけられている。
番組が向き合うのは、生成AIの利用率という数字そのものではない。総務省の調査によれば、生成AIを利用する個人の割合は2025年時点で日本が58.8%であるのに対し、米国は75.6%、中国は93.6%に達するとされ、国際的な差が指摘されている。しかし運営元が問題視するのは、この差以上に「業種や立場を問わず広がる漠然とした不安」だという。
番組は毎回あえて結論を出しきらない設計になっている。「AI時代に人間の仕事の価値はどこに残るのか」「センスはAIで代替できるのか」といった問いを、答えの代わりにリスナーへ手渡す構成である。すでに配信中の第1回では「それでも人間に頼みたい仕事とは何か」、第2回では「センスはAIで代替できるのか」をテーマに議論が展開されている。
このモヤモヤの背景には、日本の地方中小企業が抱える構造的な課題もある。DXによる効率化は進む一方で、デザインやブランドマーケティングといった「クリエイティブの力」を経営に取り込めず、差別化に苦しむ企業は多い。一方で、デザイナーやクリエイティブ人材の側にも、経営課題に踏み込んで実績を積む機会が不足している。番組を運営するD4Uは、この二つの課題を同時に解くために生まれたキャリアプラットフォームOSである。
番組が目指すのは、聴き終えた後に「自分なりの問いや行動が生まれる」状態である。その受け皿となるのが、2026年8月1日に正式リリースされたキャリアプラットフォームOS「D4U」だ。クリエイティブパートナー(学生・若手クリエイター含む)と企業パートナーはいずれも無料で登録でき、企業は案件を無料掲載して条件に合う人材を指名できる。1カ月単位から始められる顧問参画という、外注でも採用でもない「中間」の関わり方を用意している点も特徴だ。
D4Uは美術・デザイン・建築・映像などを学ぶ全国の学生、約70万人(自社推計)を出発点と位置づけ、デザイン系大学・専門学校との連携も積極的に募集している。在学中から地方企業の実課題に触れ、ポートフォリオと実績を積める仕組みは、学校側が抱える「実務経験・就職実績」の課題にも応える狙いだ。
「仕事とデザインとAIの話」はSpotify、Apple Podcast、YouTube、Substackで配信中である。AIと人間が対等に言葉を交わす様子を通じて、自分の仕事や働き方を見つめ直すきっかけを探している人には、通勤や作業の合間に聴いてみてほしい一本である。
D4U(Design for you)(新番組名:仕事とデザインとAIの話(D4U Podcast Channel 02))
正式リリース:2026年8月1日
出演者:武山和(株式会社SHISEILABO 代表取締役CMO)、福岡徳剛(Fluxell 代表)、GPT-Live(OpenAI音声モデル)
配信プラットフォーム:Spotify、Apple Podcast、YouTube、Substack
運営:株式会社SHISEILABO、Fluxell
公式サイト
https://d4u.company/podcast/#02