CULTURE | 2025/04/21

沖縄のアート&カルチャーシーン
が東京・西麻布に集結 「SUPER OKINAWA ART & MARKET」 が開催

2025年4月26日(土)から5月10日(土)まで、WALL_alternativeにて開催

FINDERS編集部

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沖縄のカルチャーを多面的に紹介する2週間限定の特別企画

エイベックス・クリエイター・エージェンシー(ACA)が運営するオルタナティヴ・スペース 「WALL_alternative」 は、2025年4月26日(土)から5月10日(土)まで、沖縄のアートとマーケットにフォーカスした2週間限定の特別企画 「SUPER OKINAWA ART & MARKET」 を開催する。

ACAが手がけるアートプロジェクト MEET YOUR ART ならびに WALL_alternative は2024年12月に沖縄・読谷村にある GLAMDAY STYLE HOTEL & RESORT OKINAWA YOMITAN  内にアートスペース 「WALL_okinawa」 をオープンし、沖縄のルーツや場所性を軸に年間複数回の展示企画を開催している。

「SUPER OKINAWA ART & MARKET」 は沖縄に拠点を持つことで見えてきたローカルで活躍するアーティストや多様なカルチャー、その魅力を東京で複合的にプレゼンテーションすることを目指し、今後継続的に開催していくという。

その第一回となる今回は、「WALL_okinawa」 の初回展示アーティストでもあり、共著の作品集 「SUDIRU」 を出版したことでも話題の岡本恵昭 / 新城大地郎、沖縄にルーツを持ちアメリカ文化を題材にした作品を制作するKINJOをはじめ、10代の頃からローカルなシーンで活動し沖縄県内で壁画やボディペイントなどを手掛けるGURIRON、沖縄でも滞在制作を行ってきた大小島真木をはじめ、Chim↑Pom from Smappa!Groupのメンバーである林靖高稲岡求、アーティスト西村健太の3人で構成され作品を制作する園藝プロジェクトLeggy_の5組のアーティストによる展示を行う。

加えて会場内には、沖縄の古書を多く取り揃える 「ブックパーラー砂辺書架」、那覇で約600種類以上のワインをラインナップする 「ツチトイブキ」、ローカルガイドメディア「Champlu」、沖縄の工芸品やオリジナルのプロダクトを扱う 「PORTRIVER MARKET」、薬膳炭酸飲料ルートビアの専門ブランド 「THE ROOT BEER JOURNEY」、宮古島のアートスペース 「PALI GALLERY」 と派生する新たなコミュニティ 「Miyakojima Cultural Salon《Zā》」、WALL_okinawaを共同運営し、沖縄の工芸品を施設内にて紹介している 「GLAMDAY STYLE HOTEL & RESORT OKINAWA YOMITAN」 がキュレーションした沖縄の書籍やクラフト、グッズなどが50点以上並ぶマーケットも開催される。

アートからカルチャーシーンまで、多様な沖縄の魅力を体験できる企画。GWは東京で過ごす予定という方、ぜひ訪れてみてはいかがだろう。

大小島真木 / Maki Ohkojima
Photo by Aki Kawakami 提供/やんばるアートフェスティバル
東京を拠点に活動する大小島真木、辻陽介からなるアートユニット。「絡まり、もつれ、ほころびながら、いびつに循環していく生命」をテーマに、様々なメディウムを用いた制作活動を行う。インド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなどで滞在制作。2017年にはTara Ocean 財団が率いる科学探査船タラ号太平洋プロジェクトに参加。 近年は美術館、ギャラリーなどにおける展示の他、舞台美術なども手掛ける。
新城大地郎 / Daichiro Shinjo
1992年沖縄・宮古島生まれ。静岡文化芸術大学卒。禅僧であり民俗学者でもある祖父を持ち、禅や仏教文化に親しみながら幼少期より書道を始める。禅や沖縄の精神文化を背景に現代的で型に縛られない自由なスタイルで、伝統的な書に新たな光を当てている。オールドファッションな書道を飛び越え、形式にとらわれない軽やかで、身体性、空間性を伴ったコンテンポラリーな表現を追求する。
KINJO
沖縄にルーツを持ち、日本と関わりの深いアメリカ文化を題材にした絵画や立体、パフォーマンスを発表している。「暗闇に光る目」「シリアルパッケージ」「蛇」などの記号を、”描いで”は"消ず”をくり返す作業のなかでアウトラインが薄ぼけ曖昧となり、作家自身のポートレイトのように愛嬌のある姿で「個人的な存在」に変容する。
GURIRON
2005年生まれ。沖縄県出身。沖縄のツルやヘゴの植物といった、南国特有の植生に着目。植物の持つ繊細な造形や有機的なシルエット、独特な質感からインスピレーションを得て、それらを模様として再構築し、表現へと昇華させている。自身の作品では、植物が内包する脆弱さと力強い生命力という二面性に着目し、それを壁画やキャンバス、人体に描き出す。特に、コンクリートやブロック塀の隙間からも生き抜こうとする根性草を象徴的モチーフとし、人工物と自然のせめぎ合いの中でもしたたかに生き抜く草の姿を、力強くかつ繊細な植物模様として描いている。
Leggy_
2023 年に始動した、 林靖高・稲岡求(Chim↑Pom from Smappa!Group)と西村健太に よる園藝プロジェクト。 日照不足により、 ひょろ長く「徒長した/Leggyした」植物に焦点 を当て、 作品制作を行う。 高円寺キタコレビル内のプロジェクトスペースを拠点に、 展示 販売、 出張販売、 展覧会参加などを行う。

SUPER OKINAWA ART & MARKET
会期:2025年4月26日(土)~5月10日(土) ※日曜定休
時間:18:00-24:00
会場:WALL_alternative (東京都港区西麻布4-2-4 1F)
入場:無料・予約不要
企画・主催:WALL_alternative

公式ホームページ
https://avex.jp/wall/exhibition/543/