BUSINESS | 2024/05/10

新型 iPad Pro 発表。日本の iPad Pro は3年間で7万円超の値上げ!?

Nukeni、iPad Pro 価格調査結果を公表

FINDERS編集部

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日本の価格は世界で6番目に安い

アップル製品の国際的な価格比較を公開しているNukeniは、11インチ iPad Pro 第5世代 (M4)の発売価格を各国アップルストア(オンライン)を調査、結果を公表した。 

その結果、日本の価格16万8,800円は、世界で6番目に安いことが判明。11インチ iPad Pro 第5世代全体で見ると日本は6~9番目に安いものの、前世代では4~6番目に位置していたため、わずかに順位が後退している。最も安い国はアメリカの消費税非課税地域の15万4,589円で、日本よりも約1万4千円程安くなっている。最も高い国はブラジルで、なんと37万5,278円、日本の倍以上の価格で発売される予定だ。

日本は世界で3番目に高い値上率―3年で7万円以上価格が上昇。

また、第5世代と、前世代である第4世代の開始価格を比較すると、日本では35%価格が上昇。ただし、基準国であるアメリカでも25%価格が上昇しているため、この開始価格の大幅な上昇は円安というよりも、最低ストレージ容量が128GBから256GBに引き上げられた影響が大きいと考えられる。

しかしながら、過去3年に発売された11インチ iPad Pro各世代の開始価格を比較すると、日本では7万4千円価格が上昇、本国アメリカでは200ドル(約3万円)の価格上昇となっており、アメリカの倍以上、日本の価格が上昇していることがわかる。アップル製品の主な価格変動要因は為替と税ですが、日本においてこれらの製品に課された税率が同じであることから、円安が大きな価格上昇を生み出した原因であることは否めない。

仕事や生活に欠かせないデバイス等も円安により大きな影響を受けているこの状況はいつまで続くのだろうか。

日本では35%価格が上昇。124%もの値上率を記録したトルコは長年に渡る自国通貨の下落により、アップル製品の大幅な値上げが続いている。
過去3年に発売された11インチ iPad Pro各世代の価格を比較

調査概要

調査機関:Nukeni 自社調べ
対象モデル:11インチ iPad Pro 第5世代 256GBモデル
対象地域:アップルがオンラインで直販を行っているすべての国。計39の国と地域。
調査方法:オンラインの各国アップルストアで価格を取得、調査日為替レートで円換算
調査日:2024年5月8日

Nukeni
https://www.nukeni.com/

(参考資料)

11インチ iPad Pro 第5世代
https://www.nukeni.com/ipad/11-ipad-pro-5

11インチ iPad Pro 第4世代
https://www.nukeni.com/ipad/11-ipad-pro-4

11インチ iPad Pro 第3世代
https://www.nukeni.com/ipad/11-ipad-pro-3