BUSINESS | 2024/09/25

やっぱり日本人の主食は “米”
米不足による消費者の不安増加が明らかに

全国20歳~69歳の男女を対象に 「お米に関する調査(2024年)」 を実施

FINDERS編集部

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ストックがつきる不安、「うどん」など麺類で代用

マーケティング会社の株式会社クロス・マーケティングは、普段お米を食べている全国20歳~69歳の男女を対象に 「お米に関する調査 (2024年)」 を実施した。店頭からお米が消え、入手が困難になるとともに価格も上昇し、生活に支障をきたしていると考えられる中、米不足が生活に及ぼしている影響や今後の米消費への意識などについて聴取した。

米不足に対して 「とても困っている」+「困っている」 人は19.2%と少数。
購入チャネルが限られる三大都市圏と米消費が多い子どもがいる世帯の困難度は高くなっている。
米5kgの購入価格は、米不足になる前も今後も 「2,000円まで」 がボリュームゾーン
米不足になる前は 「2,167円」 の購入価格に対し、今後日常的に購入してもよいと思う上限価格は 「2,354円」 で、ある程度の値上がりを受け入れる意向がうかがえる。
米の購入場所は、米不足になる前は67.6%が 「スーパーマーケット」 で購入していたが、今後は60.1%まで依存度が低下。スーパーの代わりに 「生産者直販」 などの購入チャネルに分散するというニーズの変化が見られる。
米不足の時期に自宅で米の代替として食べられたものは 「うどん」「パスタ・マカロニ」「ラーメン」 などの麺類が中心。
米不足以降の意識の変化としては、「毎日減っていくお米が気になった」「お米のストックがなくなりそうで不安になった」 が上位にあがった。

調査を実施したクロス・マーケティングによると、速報性を重視した調査となっているため、この調査結果を受けたレポートなどは発表されていないが、普段から “米離れ” が進む食生活の変化や麺類などで代用できることからか、「とても困っている」+「困っている」 との回答が19.2%と少数だったのは意外だった。

ただ一方、「毎日減っていくお米が気になった」「お米のストックがなくなりそうで不安になった」という回答結果に見られるように、“まったく無くなってしまう” ことには、自身も含めかなりの不安を持っているようにも思えた。

なんだかんだ言っても、やはり日本人の主食は 「米」 なのだろう。


調査概要
調査手法:インターネットリサーチ (クロス・マーケティング 「QiQUMO」 使用)
調査地域:全国47都道府県
調査対象:20~69歳の男女/普段お米を食べる人
調査期間:2024年9月13日(金)~9月15日(日)
有効回答数:本調査1,051サンプル

調査結果について(クロス・マーケティング)
https://www.cross-m.co.jp/report/life/20240919rice/