突然任されたマーケティング業務、何から手をつけるべきか―
「気づけば社内で自分ひとりだけがマーケティング担当になっていた」、「知識も経験もないまま、Web施策や集客を一任されてしまった」。そうした中小企業などの “ひとりマーケター” たちに向けた実践書 「マーケティング偏差値を高めて売上アップにつなげる ひとりマーケターの教科書」 が、2025年6月13日に日本実業出版社より発売された。

著者の堀野正樹氏は、約20年にわたってさまざまな業界の事業会社で社内マーケターを務めた経験を持つ人物。特にウォーターサーバー事業においては、わずか4名のチームで年商70億円という成果を上げた実績を持つ。その豊富な現場体験をもとに、本書では、「戦略」 「チーム力」 「実践力」 「データ分析力」 の4つを軸に、明日からでも取り組めるノウハウを紹介している。
本書の特徴は、単に理論を解説するだけでなく、読者自身が自社の課題に即して考え、書き込み、行動に移せる構成にある。チェックリストやテンプレート、ワークシートといった 「手を動かす」 ための資料が豊富に用意されており、内容を読みながら〈読む〉→〈書き込む〉→〈動かす〉の3ステップを踏むことで、学びを即座に実践につなげることができる。
具体的には、「誰に・何を売るのか」 といった戦略の土台から、既存商品の魅力を引き出して 「売れる商品」 に変える方法、年間を通じた導線設計や外部パートナーを動かす「発注力」、さらにはGA4を活用したデータ分析の手法に至るまでを網羅。兼任でマーケティングを担当している人でもすぐに実践できるよう、現場目線での具体例や図解がふんだんに盛り込まれている。
本書は単なる「読むだけの教科書」ではない。社内マーケターが孤軍奮闘しながらも、仕組みをつくり、周囲を巻き込み、持続的に売上を伸ばすための“実践の道具”となる一冊である。著者自身も、「本書が少しでも新しい行動のきっかけになれば」と語るように、手探りの現場にこそ必要な一冊と言えるだろう。





株式会社みらいマーケティング本舗代表取締役
1974年生まれ。兵庫県出身。マーケティングを武器に、商品の魅力を1000%引き出して売上につなげる専門家。約20年にわたり「社内マーケター」として活躍し、たった4名のマーケティングチームで年商70億円に導いた実績を持つ。日経ビジネススクールでの講師や業界紙への寄稿のほか、FMラジオ番組「ほりのまさきのMARKETING LAB」のパーソナリティも務める。経営者と現場の橋渡しを重視し、少人数体制でも成果が出せるマーケティング支援に力を入れている。
マーケティング偏差値を高めて売上アップにつなげる ひとりマーケターの教科書
著者:堀野 正樹
定価:2,200円(税込)
判型:A5判・256ページ
発売日:2025年6月13日
ISBN:978-4-534-06194-2
https://www.njg.co.jp/book/9784534061942/
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